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最強ワーキングマザー対談(8)「社員の未婚、社長さんも悩んでます」

 ◇西原理恵子×勝間和代

 --お二人のパートナーの選び方をうかがいましょうか。この前、勝間さんに聞いたら、西原さんとそんな話もしたいとおっしゃってた。

 西原 私は、えいって引いたら、特別なのが来ちゃって(笑い)。なんの参考にもならないと思いますよ。どうしよう、これから。

 勝間 でも、たとえ離婚することになったとしても、結婚したほうがいいと私は言ってるんですよ。

 西原 それはそう。私も、また彼がふらふらやってきたら、同じ苦労してるとしても、もういっぺん結婚しますよ。嫌な思いをしたほうが楽しいこともある。

 勝間 子供もできますしね。

 西原 しない苦労より、した苦労のほうが絶対いい。しんどいはやっぱり楽しいですよ。

 勝間 今、「婚活」という言葉が出来ているんですよ。就職活動ならぬ結婚活動。35とか40になって結婚しない社員があまりにも増えてきて、企業の社長さんたちの悩みの種なんです。その社員たちが、なんというか、バランスを欠くんですね。仕事に執着しすぎちゃう。あ、シマさん、すみません。

 --いえいえ(笑い)、どうぞ。

 勝間 社内改革とかしようとしたときに前のやり方に固執するとか。社長としては早く家に帰ってほしいのに9時になっても10時になってもいるとか。「お願いだから早く家庭をもってくれ」という感じなんですよ。社長から見ると。

 --結婚支援はいくらでもしてほしいね。

 勝間 そういう35歳独身男女をいかに結婚させるかっていうのが一つの経営課題なんですね。

 --自分も含めて、なんでこんなに独身が多いんですかね。

 勝間 まあ忙しすぎて。私も聞くんです、35歳ぐらいの女性に「なんでそんなに結婚しないのか」と。そうすると、する気はあるんだけど、まず出会いがない。忙しすぎて残業ばかりして、合コンなんか行かないし、合コンでせっかく出会ったとしてもメール交換したあと、片方が長期出張なんか行ったりして、そのまま立ち消えになったりするんだそうです。仕事が楽しいから、まあいいやと考えてズルズルと35と。男女とも多いんですよ。

 西原 せっかく大学出てね。女性は働きたいじゃない。もうちょっと後、もうちょっと後ってなりますよね。やっと面白い仕事を任されたのが30過ぎでしょ。出産と育児のハンデを当然みんな先輩からバリバリに聞いてるわけだから。ついつい、というところもありますよね。私も若いころ、原稿の締め切りのことを考えたら3年先、4年先まで子供産めないという状態があったもの。

 勝間 だから、大学時代に見つけといたほうがいいという話なんですよ。

 西原 なるほどねえ。

 勝間 あるいは20代前半の仕事があまり忙しくない時期にしっかりと婚活もしといた方がいい。

 西原 そんなときにスカな男つかんじゃったら大変じゃないですか(笑い)。

 勝間 だったらやり直せばいいんですよ。

 西原 そうですよね。やり直せばいいんですよね。そのときに自分に仕事があれば、離婚をする自由を手に入れてるってのが大事ですよね。

 勝間 20代前半で結婚した人は離婚率がすっごく高いですよ。30過ぎくらいで合わなくなっちゃうんですよ。10年間で。

 西原 この間、知り合いの作家さんに、「前の男とこうなる時(重なる時)ない?」って聞いたら、「あら、あなた。それはのりしろって言って、数えなくてよくってよ」って(笑い)。先輩はいいことおっしゃると思って。

 勝間 カギフックみたいにいくつもかけてる(笑い)。

 西原 3つ4つかけてる、剛の者なんかがいますが。すげえなあ、と。

 --男としては怖い話ですが。

(その9「手に職、大事ですよね」につづく=6月7日午前10時ごろ掲載)

2008年6月06日

 
 

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