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【静岡】《経済》 遠鉄、フォルテを百貨店新館に 大丸上回る売り場を確保2008年5月16日 遠州鉄道は15日、土地建物を取得する方針のJR浜松駅前の官民複合ビル「フォルテ」について、隣接する遠鉄百貨店の新館などとして検討していることを明らかにした。売り場面積は現存の百貨店(約2万3000平方メートル)と合わせ、百貨店松菱跡に出店を計画している大手の大丸(大阪市中央区)を上回る規模を確保したいとしている。 計画によると、大丸の売り場面積は約3万4000平方メートルが予定されている。遠鉄はライバルより売り場面積を大きくすることで、テナント集積などで優位に立つ狙いだ。 新館整備のため、現在のフォルテ(1990年完成)は解体、新築する。建物の規模などの具体的な内容は6月6日、市議会に示す予定という。フォルテに入っている地下ホール、駅前交番などは、市が市民への配慮を理由に入居を強く要望していることから、存続させる方針だ。 一連の浜松駅前再開発計画は、大丸が出店計画を当初の発表より1年遅い2011年秋とするなど流動的な要素も出ている。これについて遠鉄幹部は「私たち地元企業は地域に貢献するのが使命。他社の動きは気にしていない」と話した。
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