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「更正望めない」“監禁王子”の執行猶予取り消し求める 検察側

2008.6.6 15:42

 東京、青森で女性4人が監禁された事件で、監禁致傷などの罪に問われ昨年10月の1審東京地裁で懲役14年の判決を受けた小林(現姓・石島)泰剛被告(27)=控訴=に対する執行猶予取り消し請求の口頭弁論が6日、東京地裁(高橋徹裁判長)で開かれた。

 小林被告は現在係争中の監禁事件以前にも同居していた女性2人に対する傷害罪などに問われ、平成15年8月、懲役3年、保護観察付き執行猶予5年の札幌地裁判決が確定。検察側は猶予期間中に監禁事件を起こしたとして、札幌地裁判決の執行猶予取り消しを求めた。

 検察側は口頭弁論で、小林被告が「善行を保持する」などの保護観察の順守事項に違反したと指摘。「社会における更生は望めない」と批判した。小林被告は「女性4人に対する犯罪事実はなく、執行猶予の取り消しは許されない」と主張した。

 刑事訴訟法では、保護観察付きの執行猶予判決を受けた者が猶予期間中に保護観察の順守事項を破った場合、保護観察所長の申し出に基づき検察官が執行猶予の取り消しを請求できると規定。判決を受けた者から口頭弁論を行うよう請求があった場合、口頭弁論は公開で行われる。東京地裁によると、口頭弁論の請求が出され公開されるのは珍しいという。

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