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【衝撃事件の核心】出会い系の女性“シャブ漬け”常習か 「青梅のナオキ」戦慄のワゴン車内 (3/4ページ)
■薬物に興味? 被害者の部屋から大麻
《エス 0・1 18000 都内 手渡し》
インターネットの掲示板には「エス」「アイス」などと覚醒剤を表す隠語に量、価格、取引方法などが簡潔に掲載され、メールで詳細を詰めれば簡単に売買が成立する。
塩野容疑者が、掲示板で使った『冷たいの』も覚醒剤の隠語の一つだ。
財団法人「インターネット協会」によると、掲示板は「禁止用語」を設定しているケースが多く、薬物の名称は伏せ、隠語が飛び交っている。ただ、ネットなどで隠語の意味が周知されており、隠語から薬物を容易に連想できるという。
同協会が運営する有害サイトの通報窓口「インターネット・ホットラインセンター」に寄せられた薬物の情報は、昨年1年間で1174件。一方、警察庁によると、ネット上の薬物売買の検挙数は、わずか18件にとどまっている。
「ネットの掲示板は、詐欺まがいの書き込みも多く、警察は確実に薬物を所持しているという情報を重視する傾向がある」
同協会は、警察の捜査がネット情報に及んでいないことを指摘する。警察もこうした実態を憂慮しているが、「警察が掲示板の情報を逐一つぶしていくことは現実的には難しい」(警視庁幹部)。
同級生らに「おとなしい」と思われていた佳奈子さんだが、薬物に興味を持っていたという。
近所の住民は「行方不明になる数日前に見かけたが、すごくやせた感じがした」と話す。
「うすうす気づいていたけど、止めることはできなかった」
石田さんの部屋から大麻が見つかると、両親は気まずそうにこう打ち明けたという。
薬物に興味を持ち始めた佳奈子さんに、塩野容疑者の誘いを拒むことはできなかったのか。
警視庁幹部は「かつては一般市民が薬物に触れるにはハードルがあったが、今はネットで簡単に情報を入手できる。興味本位で手を染めると、取り返しのつかない深みにはまる」と指摘している。
■一時はホスト…「ナオキ」地元暴力団とも関係
塩野容疑者には悪評がつきまとう。