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【GTMF2008】SCEが取り組むPS3のプロセスパワーでしか実現できない技術とゲーム作り

2008年6月4日(水) 21時42分
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キリトル


いよいよ登場する『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF PATRIOTS』などPLAYSTATION3も次第にラインナップが見えてきたという印象ですが、そんな大作ゲームを開発する上で欠かせないプラットフォームベンダー純正のツールの最近の動向について、SCEのソフトウェアプラットフォーム開発部部長である豊禎治氏が講演を行いました。

「SCEから提供されるPS3向けテクノロジーのアップデート」


豊氏はPS時代を振り返りながら、(ミドルウェアを動かすほどのスペック的な余裕は非常に限られていたものの)当時からツールやミドルウェアメーカー向けのライセンスプログラムは整備されていて、SCEはずっとその重要性を認識してきたと述べました。特にPS2やPS3になって性能が上がると導入の余地が出てくると同時に、開発規模が拡大し全て自社内で完結することが難しくなってきて、重要性は更に高まっているとしました。

技術の進化の方向とNEEDS & SEEDS


コンピューターエンタテイメントにおける技術の進化には2つの軸、「演算性能」と「ネットワークバンド幅」があると豊氏は指摘します。演算性能は文字(キャラクター)ベースから始まり、2次元のグラフィック、そして3次元映像を実現するようになり、今後は物理演算やアセット生成等をプロシージャル(演算)によって行えるようになる方向としています。例えば、ゲーム中に登場する樹木を、予め画像データで用意するのではなく、演算で生成することで、細部の動きや個々の違いについても自由に生成できるようになります。

また、ネットワークバンド幅の面では、当初は文字ベースでのやり取りが精一杯だったものが、ネットワークに余裕ができることで、音声のチャットなどが実現、動画でのコミュニケーションも可能となりつつあります。そして今後はインタラクティブコンテンツを自由にやり取りすることができるようになるのではないかと豊氏は述べました。

■SCEが今後提供する最新技術

続いてSCEとして具体的に取り組んでいる最新技術が紹介されました。

1つはユーザーインターフェイスの革新としてPS2「EyeToy」から続けているカメラを使ったインターフェイスです。PS3でも『Eye of Judgement』がありますが、ソニー本体がデジカメ「CyberShot」や「AIBO」で培ってきた顔認識技術(顔検出、顔パーツ認識、表情検出)といった技術を取り入れることで更に進歩したものになるということです。(ちなみにフォトアプリケーションでは既に顔にフォーカスするために使われているとのこと)



SCEAが研究しているというカメラでプレイヤーの顔の位置を補足してコントロールする「ヘッドトラッキング技術」も気になるアイデアです。首を動かすことで視点をコントロールするようなことが可能になり、FPSでプレイヤーが頭を低くすることで物陰に隠れたりといった事も実現できそうです。両手がコントローラーでふさがっている中でも追加的な操作として導入できるのも魅力です。



先日から『まいにちいっしょ』でYouTubeへのアップロード機能が実装されましたが、これも紹介されました。ゲームのプレイ動画はそれ自体が人気のコンテンツとなる可能性があり、積極的に取り組んで行くという姿勢が見えました。

■提供しているライブラリのアップデート

SCEが提供中の、CELLのSPEに最適化されている物理演算ライブラリ「Physics Effects」の最新アップデートも紹介されました。様々な新機能が追加されたほか、オープンソースで提供されているライブラリBULLETとの連携や、幅広く利用されているゲームエンジンUnreal Engine 3との連携も紹介されました。

統合エンジン「Phyre Engine」は開発コストの低減やSPEの活用を目指したものです。PS3での開発を容易にするためのライブラリやツールが揃ったセットという位置づけで、既に『flOw』『Grip Shift』『Dirt』など採用タイトルの出荷実績も増えています。

SCEではPS3のずば抜けたプロセスパワーを生かす方向でライブラリを整備し、PS3ならではのゲームを実現するための技術をどんどんライセンシーに開放していくとのこと。当初はライブラリ不足なども囁かれましたが、今後に賭ける意気込みを感じた講演でもありました。



【GTMF2008】SCEが取り組むPS3のプロセスパワーでしか実現できない技術とゲーム作り >>>計22枚

(Article written by Mr.Cube)


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