公立刈田総合病院(白石市)の医師不足問題を巡り、市民団体「刈田病院を守る市民の会」(八島定敏代表)は5日、医師確保への支援を求める知事あての要望書を提出した。同会が集めた1万1242人分の署名簿も添えた。
この日は同会のメンバー12人が、4月以降に集めた署名簿を持って県庁を訪問。三浦秀一副知事と面会し、八島代表は「地域医療の維持は市民の願い。医師確保のために県の協力をお願いしたい」と要望。三浦副知事は「刈田総合病院は県南地域にとって、命のセーフティーネットを果たしている」と理解を示したうえで、「医師不足は全国的な問題。具体的にどうするとは言えないが、懸命に取り組みたい」と述べた。【青木純】
毎日新聞 2008年6月6日 地方版