2008年6月6日 12時39分更新
長岡市の山中で東京や横浜市から訪れたと見られる男女あわせて三人がテントの中で死亡しているのがみつかり現場の状況から警察は硫化水素を使って集団自殺をはかったものとみて調べています。
6日午前1時半ごろ、神奈川県に住む男性から新潟県警察本部に「友人から長岡市でテントを張って死んでいるというメールを受け取った」と通報がありました。
通報を受けて警察が捜索した結果、午前2時45分ごろ長岡市浦瀬町の山中で、男性2人と女性1人の合わせて3人がテントの中で死亡しているのが見つかりました。
警察の調べによりますと、テントはドーム型で、正面には「毒ガス発生扉を開くな」と書かれた紙がはられていたということです。
テントの中からは硫化水素を発生させたと見られる薬品や容器が見つかったことから、警察は3人が硫化水素による集団自殺を図ったとみて調べています。
3人は、新潟で借りたレンタカーを使って現場まで来ており東京、横浜市などから訪れたものと見られ警察で確認を急いでいます。
友人にあてたメールには午前零時半に届くよう設定され「このメールが届くころにはこの絶望の世界にはいないと思う」とかかれていたということです。
硫化水素による自殺は、新潟県内ではことしに入ってから今回の3人を含めて10人にのぼりますが集団自殺は初めてです。