インドネシアとの経済連携協定(EPA)に伴う看護師、介護福祉士の受け入れについて、日本側の受け入れ機関の募集がこのほど締め切られた。あっせん機関の国際厚生事業団(JICWELS)によれば、応募は看護師コースが70機関、182人、介護福祉士コースが128機関、330人だった。
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受け入れは、2年間で看護師400人、介護福祉士600人の合わせて1000人。初年度の今年は、看護師200人、介護福祉士300人を受け入れる予定で、5月に募集がスタートした。
協定承認、募集開始から締め切りまで10日余りしかなく、看護師コースの受け入れ機関の応募は予定数を18人下回った。また、介護福祉士コースも予定数をわずかに上回るだけ。このためJICWELSは、要件審査だけで研修体制による選考を実施しない方針。
一方、インドネシア側の就労希望者の募集は、締め切りを6月3日から5日に延長。看護師コースには200人程度の応募があったという。
介護福祉士コースについては、応募資格が看護大学の卒業者か、介護研修を受けてインドネシア政府から介護士として承認を受けることが条件。しかし、今回は初年度のため研修の準備ができておらず、看護大学の卒業者だけが応募できる。このため、十分な人数が確保できるかどうかは不透明だ。
審査結果は13日に通知される。その後は13−20日に受け入れ機関とJICWELSとの間で職業紹介契約を締結。7月11−17日にインドネシア人候補者と雇用計画を締結し、早ければ7月末に第一陣が来日することになる。
更新:2008/06/05 19:40 キャリアブレイン
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08/05/23配信
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