2008年6月5日 20時42分更新
岡山市内の2つの中学校の卒業生、およそ1200人分の成績や住所などの個人情報が、これらの学校に勤務していた男性の非常勤講師のパソコンからファイル交換ソフト「ウィニー」を通してインターネット上に流出していたことがわかりました。
インターネット上に流出していたのは、平成9年度から12年度にかけて岡山市内の2つの公立中学校に在籍していたおよそ1200人分の住所や電話番号、それにテストの結果や志望校などの個人情報です。
岡山市教育委員会によりますと、これらの個人情報は岡山市の公立中学校に勤務する30代の男性の非常勤講師のパソコンから、ファイル交換ソフトの「ウィニー」を通して流出したということです。
この非常勤講師は、2つの公立中学校に勤務していた時に自宅で仕事をするため、学校から情報を持ち出し、パソコンに保管していたということで「卒業生たちに大変申し訳ない」などと話しているということです。
非常勤講師のパソコンにはさらに別の中学校の卒業生、175人分の個人情報も保管されていたということで、教育委員会ではこれらの情報が流出していないかどうかについても調べることにしています。