・「おバカタレント」って、
「ふつうタレント」なんじゃないのかなぁ。
演出的に、おバカさを強調している面はあるんだけど、
逆に考えて、「おバカじゃないといえる程度」は、
どのくらいのことを言うんだろうねぇ。
自慢じゃないけれど、ぼくは
いまあちこちでやってるクイズなんて、
もう、ほっとんど答えられないと思いますよ。
見ているお客さんによろこんでもらえるような
おバカなボケもできませんしねぇ。
「学校で、習ったじゃない!」とか言われたってねー、
その学校のテストで、いつも満点とってるわけないから、
平均で60点くらいの場合だったら、
40点分は記憶できてなかったか、
いつのまにやら忘れちゃってるわけです。
たとえばねー、日本の県の位置なんかにしたってさ。
香川県の人は、「香川県の場所くらいわかるだろう!」
と、思うかもしれませんし、
宮崎県の人も、「なんで宮崎の場所を知らんのだ?」
と、嘆くかもしれませんが、
昔の人も、ちゃんと知らなかったような気がするのよ。
憶える機会、知らないと困るような状況がないと、
そのままになっちゃいますからね。
・じゃ、急に訊くけどさ、2次方程式の公式、憶えてる?
「えっくすいこーるにえーぶんのまいなすびー
ぷらすまいなするーとびーじじょうまいなすよんえーしー」
ってたまたま寿限無みたいに、まだ暗記してたけど、
「これどうしょうましょうか、親方?」みたいな感じよ。
・なんかねー、「おバカ」と「ふつう」の差って、
あんまりないと思うんですよ。
テレビの世界には、リハーサルも台本もありますから、
「知ってるふりをする」ことだって、いくらでもできる。
でも、そういうのがおもしろくなくなってるんですよね。
これから、「ふつうの人なら知ってること」というものの
水準は、いくらでも上がっていくでしょう。
知るべきと言われる情報の量は、どんどん増大する。
そしたら、実はみんなが「おバカ」になりますよね。
ほんとは、もうとっくに、そうなっているようにも思う。
そんな時代のほんとは「ふつう」の人として、
「おバカタレント」という名の人たちが、
みんなの代理人をやっているんじゃないかな。
あとひとつ寝ると10周年。
今日も来てくれて、ほんとにありがとうございます。
「ふつうタレント」なんじゃないのかなぁ。
演出的に、おバカさを強調している面はあるんだけど、
逆に考えて、「おバカじゃないといえる程度」は、
どのくらいのことを言うんだろうねぇ。
自慢じゃないけれど、ぼくは
いまあちこちでやってるクイズなんて、
もう、ほっとんど答えられないと思いますよ。
見ているお客さんによろこんでもらえるような
おバカなボケもできませんしねぇ。
「学校で、習ったじゃない!」とか言われたってねー、
その学校のテストで、いつも満点とってるわけないから、
平均で60点くらいの場合だったら、
40点分は記憶できてなかったか、
いつのまにやら忘れちゃってるわけです。
たとえばねー、日本の県の位置なんかにしたってさ。
香川県の人は、「香川県の場所くらいわかるだろう!」
と、思うかもしれませんし、
宮崎県の人も、「なんで宮崎の場所を知らんのだ?」
と、嘆くかもしれませんが、
昔の人も、ちゃんと知らなかったような気がするのよ。
憶える機会、知らないと困るような状況がないと、
そのままになっちゃいますからね。
・じゃ、急に訊くけどさ、2次方程式の公式、憶えてる?
「えっくすいこーるにえーぶんのまいなすびー
ぷらすまいなするーとびーじじょうまいなすよんえーしー」
ってたまたま寿限無みたいに、まだ暗記してたけど、
「これどうしょうましょうか、親方?」みたいな感じよ。
・なんかねー、「おバカ」と「ふつう」の差って、
あんまりないと思うんですよ。
テレビの世界には、リハーサルも台本もありますから、
「知ってるふりをする」ことだって、いくらでもできる。
でも、そういうのがおもしろくなくなってるんですよね。
これから、「ふつうの人なら知ってること」というものの
水準は、いくらでも上がっていくでしょう。
知るべきと言われる情報の量は、どんどん増大する。
そしたら、実はみんなが「おバカ」になりますよね。
ほんとは、もうとっくに、そうなっているようにも思う。
そんな時代のほんとは「ふつう」の人として、
「おバカタレント」という名の人たちが、
みんなの代理人をやっているんじゃないかな。
あとひとつ寝ると10周年。
今日も来てくれて、ほんとにありがとうございます。