私は今、中学校の教育現場にいます。昨日、橋下知事は府労連(府労働組合連合会)を含む民間団体との意見交換会を持ちました。しかし、私たちの要求にはまったく答えていません。私たちがとれる行動は1人1人の署名活動、6月20日の夕刻からは「4割動員」です。 私たちの給料はけっして高くありません。賃金はここ数年凍結したまま上がらず、むしろカットされることばかり。住宅ローンや、幼い子供のいる職員は保育料がかさみ、高校、大学に娘や息子を通わせる親は教育費が毎月大きな出費となり重く両肩にのしかかっています。 知事が145万円も給料もらっているのと大きく違います。手取り、34.5万円ほどの給料で家族を養っている私たちが、一体どれだけ贅沢なことができると思ってはるのですか。 当選当初、若い職員と話し合いをする知事の姿がテレビ放映されました。その時、若い女性が「私たちがどれほどサービス残業しているのか知事は知っているのですか」と切りこんでいました。この女性は後日配置換えになり今はどこで仕事をされているかわかりません。 私たちの教育現場でも、このサービス残業や土日出勤はあたりまえのようにあります。今の給料が保障されなかったらどうなるのでしょうか。公務員は国民全体の奉仕者ですから、アルバイトやサイドビジネスが原則禁止されています。職員の不正や不祥事は最低生活ラインを守っていかないと防止できません。 やる気をなくし、生活防衛のために、現場の職員が「こんなことやってられへん」となると、今、中学生があたりまえと思ってしているクラブ活動はほとんど廃止に近い状態となります。 放課後、社会教育として、そういった活動がおこなわれていない大阪に、放課後目的なくたむろす中学生がどれだけ増えるでしょうか。お金のある家庭はスポーツ教室や塾に行かせることも可能かもしれません。それこそ、府民に大きな負担を背負わせます。 橋下知事は各家庭の経済力に応じた教育をと高校助成金について言っていましたね。義務教育もこれにならえですか。また、彼のPT(府改革プロジェクトチーム)の財政再建プログラム案では、6月で旅費はストップです。たいていの中学校では授業をしていない夏季休業(生徒のみ)に翌年の修学旅行の下見に行きます。こういった費用まで削減されると翌年の修学旅行は実施不可能です。 先のことを考えずに府職員の希望や、やる気を奪う削減案しか出せない橋下知事とPT案作成委員会の幼稚さに憤慨するばかりです。タレントという知名度だけでは大阪は背負われへんのやなぁと知事選当選当初の橋下さんの顔がだんだんくすんで見える今日このごろです。 知事がほんまに大阪の「にんげん」やったら財政再建は、身内を仇討、斬首する戦国時代の大名みたいなことせんと、経済立て直すための大阪の商売どうするのかを本腰入れて考えてもらいたい。 大型プロジェクト不振のつけを人件費で解消しようなんて方向違いです。そっちのほうを先にどうにかせなあかんのとちがいますか。大阪がよくなること、窓口になる大阪府の職員がいきいきした笑顔で働けること考えて行動してください。 そして年間1600万円も、もらっている112人の府会議員のみなさん、あなたたちも自分の腹が痛まん事やったらええねん、と簡単に府の職員の給料カットや多くのあなたたちを支援し選挙で応援した府民に財政赤字=教育切り捨て=未来破壊につながること絶対にせんといてください。 |
1位ぺ・ヨンジュン来日会...(577p)
2位手術後、お腹のなかに...(375p)
3位橋下知事へ「府職員も...(268p)
4位映画「蟹工船」を見て...(123p)
5位佐藤優 こうしてえん...(93p)
6位「なぜ米軍は特別の地...(92p)
7位こんな議員がなぜいる...(91p)
8位宇城市の市税「取り立...(84p)
9位地方生活者軽視で納得...(72p)
10位モンゴル横綱非難の本...(70p)
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