2008年02月
2008年02月15日
113. 「読書について」 ショウペンハウエル
「読書について」 ショウペンハウエル 岩波文庫 60/4
■書評■
「読書とは他人に考えてもらうことである。１日に多読に費やす勤勉な
人間はしだいに自分でものを考える力を失っていく」 哲学者ショウペン
ハウエルの放つ読書をめぐる痛烈なアフォリズムは、新刊書の洪水にあえ
ぐ現代のわれわれにとって貴重な提言である。
速読法等を駆使し、読書量増大を目指している方々にとって、新鮮な驚
きを与える書。三編収録されているが、「思索」(20ページ)、「読書につ
いて」(22ページ)だけを読むだけでも、目から鱗が落ちること請け合い。
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■ポイント■
［思索］
◆「数量がいかに豊かでも、整理がついていなければ蔵書の効用はおぼつ
かない。知識のばあいも同様であり、いかに多量にかき集めても、自
分で考え抜いた知識でなければその価値は疑問で、量では断然見劣り
しても、いくども考え抜いた知識であれば、その価値ははるかに高い」
◆「我々が徹底的に考えることができるのは自分で知っていることだけで
ある。知るためには学ぶべきである。だが知るといっても真の意味で
知られるのは、ただすでに考え抜かれたことだけである」
◆「多読は精神から弾力性をことごとく奪い去る。つまり、自分の思想と
いうものを所有したくなければ、そのもっとも安全確実な道は暇を見
つけしだい、ただちに本を手にすることである」
◆「ただ自分のいだく基本的思想にのみ真理と生命が宿る。我々が真の意
味で充分に理解するのも自分の思想だけだからである。書物から読み
取った他人の思想は、他人の食べ残しに過ぎない」
◆「読書は自分の頭ではなく、他人の頭で考えることである。絶えず読書
を続けていけば、仮借することなく他人の思想が我々の頭脳に流れこ
んでくる。常にまとまった思想を自分で生み出そうとする思索にとっ
て、これほど有害なものはない」
◆「読書で生涯を過ごし、さまざまな本から知恵をくみとった人は、旅行
案内書をいく冊も読んで、ある土地に精通した人のようなものである。
こういう人は報告すべき材料を色々持ち合わせているが、その土地の
様子についてはまとまった知識も、明瞭な基礎的知識もまったく欠い
ている」
◆「凡庸な書籍哲学者と自ら思索する者との関係は、歴史研究家と目撃者
とのそれに等しい。思索する者は、自分で直接その事柄を把握して物
語る」
◆「読書とは思索の代用品で、精神に材料を補給してはくれるが、その場
合、他人が我々の代理人として我々と違った方式で考えることになる。
精神が代用品になれて、すでに他人の踏み固めた道になれきって、そ
の思索のあとを追うあまり、自らの思索の道から遠ざかるのを防ぐた
めには、多読を慎むべきである」
◆「第一級の精神にふさわしい特徴は、その判断がすべて他人の世話にな
らず直接自分が下したものである」
［読書について］
◆「読書は、他人にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他
人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない。読書にいそしむ限り、
我々の頭は他人の思想の運動場にすぎない」
◆「ほとんどまる一日を多読に費やす勤勉な人間は、しだいに自分でもの
を考える力を失っていく。精神も、他人の思想によって絶えず圧迫さ
れると、弾力を失う。つまり、精神はたくさんのことを次々と重ねて
書いた黒板のようになるのである」
◆「食物は食べることによってではなく、消化によって我々を養う。読書
も、読むだけで考えてみることをしなければ、精神の中に根をおろす
こともなく、多くは失われてしまう」
◆「紙に書かれた思想は、砂に残った歩行者の足跡である。歩行者の辿っ
た道は見えるが、歩行者がその途上で何を見たかを知るには、自分の
目を用いなければならない」
◆「読書は、我々が駆使しうる天賦の才能の駆使を促す。読書の教えは、
生まれながらの才がある場合にのみ意味をもつ」
◆「読書に際しての心掛けとしては、読まずにすます技術が非常に重要で
ある。その技術とは、多数の読者がその都度むさぼり読むものに、我
遅れじとばかり、手を出さないことである。悪書は、読者の金と時間
と注意力を奪い去る」
■書評■
「読書とは他人に考えてもらうことである。１日に多読に費やす勤勉な
人間はしだいに自分でものを考える力を失っていく」 哲学者ショウペン
ハウエルの放つ読書をめぐる痛烈なアフォリズムは、新刊書の洪水にあえ
ぐ現代のわれわれにとって貴重な提言である。
速読法等を駆使し、読書量増大を目指している方々にとって、新鮮な驚
きを与える書。三編収録されているが、「思索」(20ページ)、「読書につ
いて」(22ページ)だけを読むだけでも、目から鱗が落ちること請け合い。
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■ポイント■
［思索］
◆「数量がいかに豊かでも、整理がついていなければ蔵書の効用はおぼつ
かない。知識のばあいも同様であり、いかに多量にかき集めても、自
分で考え抜いた知識でなければその価値は疑問で、量では断然見劣り
しても、いくども考え抜いた知識であれば、その価値ははるかに高い」
◆「我々が徹底的に考えることができるのは自分で知っていることだけで
ある。知るためには学ぶべきである。だが知るといっても真の意味で
知られるのは、ただすでに考え抜かれたことだけである」
◆「多読は精神から弾力性をことごとく奪い去る。つまり、自分の思想と
いうものを所有したくなければ、そのもっとも安全確実な道は暇を見
つけしだい、ただちに本を手にすることである」
◆「ただ自分のいだく基本的思想にのみ真理と生命が宿る。我々が真の意
味で充分に理解するのも自分の思想だけだからである。書物から読み
取った他人の思想は、他人の食べ残しに過ぎない」
◆「読書は自分の頭ではなく、他人の頭で考えることである。絶えず読書
を続けていけば、仮借することなく他人の思想が我々の頭脳に流れこ
んでくる。常にまとまった思想を自分で生み出そうとする思索にとっ
て、これほど有害なものはない」
◆「読書で生涯を過ごし、さまざまな本から知恵をくみとった人は、旅行
案内書をいく冊も読んで、ある土地に精通した人のようなものである。
こういう人は報告すべき材料を色々持ち合わせているが、その土地の
様子についてはまとまった知識も、明瞭な基礎的知識もまったく欠い
ている」
◆「凡庸な書籍哲学者と自ら思索する者との関係は、歴史研究家と目撃者
とのそれに等しい。思索する者は、自分で直接その事柄を把握して物
語る」
◆「読書とは思索の代用品で、精神に材料を補給してはくれるが、その場
合、他人が我々の代理人として我々と違った方式で考えることになる。
精神が代用品になれて、すでに他人の踏み固めた道になれきって、そ
の思索のあとを追うあまり、自らの思索の道から遠ざかるのを防ぐた
めには、多読を慎むべきである」
◆「第一級の精神にふさわしい特徴は、その判断がすべて他人の世話にな
らず直接自分が下したものである」
［読書について］
◆「読書は、他人にものを考えてもらうことである。本を読む我々は、他
人の考えた過程を反復的にたどるにすぎない。読書にいそしむ限り、
我々の頭は他人の思想の運動場にすぎない」
◆「ほとんどまる一日を多読に費やす勤勉な人間は、しだいに自分でもの
を考える力を失っていく。精神も、他人の思想によって絶えず圧迫さ
れると、弾力を失う。つまり、精神はたくさんのことを次々と重ねて
書いた黒板のようになるのである」
◆「食物は食べることによってではなく、消化によって我々を養う。読書
も、読むだけで考えてみることをしなければ、精神の中に根をおろす
こともなく、多くは失われてしまう」
◆「紙に書かれた思想は、砂に残った歩行者の足跡である。歩行者の辿っ
た道は見えるが、歩行者がその途上で何を見たかを知るには、自分の
目を用いなければならない」
◆「読書は、我々が駆使しうる天賦の才能の駆使を促す。読書の教えは、
生まれながらの才がある場合にのみ意味をもつ」
◆「読書に際しての心掛けとしては、読まずにすます技術が非常に重要で
ある。その技術とは、多数の読者がその都度むさぼり読むものに、我
遅れじとばかり、手を出さないことである。悪書は、読者の金と時間
と注意力を奪い去る」
2008年02月14日
112. 「年収10倍アップ勉強法」 勝間和代
「年収10倍アップ勉強法」 勝間和代 ディスカバー(07/04)
■書評■
経済評論家として独立して以来、新聞雑誌で大活躍の著者の勉強法に
関するノウハウ本。
勉強ができない・続かないのは意志の問題ではなく、仕組みの問題と
問題提起し、そのために必要な道具や、勉強のコツというハード・ソフ
ト両面からの解説が分かりやすい。
何のために勉強するのかという、根源的な問いに対する回答もちりば
められており、啓発させられる。
字も大きく読みやすい。お薦め。
[Amazon]
■ポイント■
◆勉強を続けるには「意志」ではなく「しくみ作り」が重要
・基礎を最初から徹底的に：半年間ひたすら基礎訓練
「飽き対策」：進捗度の計量化、将来ビジョンとのリンク
・モデリング：先達のノウハウを真似する
「守破離」：試してみて、継続して、自分流を確立していく
・学ぶ対象の基本思想の理解：目的の明確化
「概念を俯瞰」：何のために？ 求められるものは？
・自分の言葉でアウトプット：インプットとアウトプットは1:1で
「アウトプットを起点にして、インプットに戻る」
過去問や模擬試験を有効活用
・楽しむ：継続すると複利的に楽しくなってくる
「つながりが見えてくる」：ある日、目から鱗が落ちる
◆道具に投資する
・ノートパソコン：自分の補助脳
無線LANで「どこでも書斎」、機種はレッツノートがお薦め
・速読術：フォトリーディング
５倍早く読めば、意欲が増す
・MP3プレーヤー：耳の活用
ノイズキャンセリング：ヘッドホンをケチらない
◆インプット
・本：問題意識を持って乱読
・新聞：時事情報を得るため流し読み
・雑誌：専門誌で先端情報を
・ネット：ブログ、SNSで、人から学ぶ
・オーディオブック：繰り返し学習
・セミナー：出向いてみる
・学校：仲間とネットワーク作り
◆小説を書くには（宮部みゆき）
・呼吸するくらいに量産する
・売れるかどうかは、分からないと割り切る
・他人のためになるかどうかを考える
◆何を勉強するのか
・自分の仕事のリテラシーを高めるため
「理解するベースとなる知識、能力」を高める
・歴史とコミュニケーション手法のリテラシーは万人共通
「ロジカルシンキング」「アクティブリスニング」
・英語、IT、会計
■書評■
経済評論家として独立して以来、新聞雑誌で大活躍の著者の勉強法に
関するノウハウ本。
勉強ができない・続かないのは意志の問題ではなく、仕組みの問題と
問題提起し、そのために必要な道具や、勉強のコツというハード・ソフ
ト両面からの解説が分かりやすい。
何のために勉強するのかという、根源的な問いに対する回答もちりば
められており、啓発させられる。
字も大きく読みやすい。お薦め。
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■ポイント■
◆勉強を続けるには「意志」ではなく「しくみ作り」が重要
・基礎を最初から徹底的に：半年間ひたすら基礎訓練
「飽き対策」：進捗度の計量化、将来ビジョンとのリンク
・モデリング：先達のノウハウを真似する
「守破離」：試してみて、継続して、自分流を確立していく
・学ぶ対象の基本思想の理解：目的の明確化
「概念を俯瞰」：何のために？ 求められるものは？
・自分の言葉でアウトプット：インプットとアウトプットは1:1で
「アウトプットを起点にして、インプットに戻る」
過去問や模擬試験を有効活用
・楽しむ：継続すると複利的に楽しくなってくる
「つながりが見えてくる」：ある日、目から鱗が落ちる
◆道具に投資する
・ノートパソコン：自分の補助脳
無線LANで「どこでも書斎」、機種はレッツノートがお薦め
・速読術：フォトリーディング
５倍早く読めば、意欲が増す
・MP3プレーヤー：耳の活用
ノイズキャンセリング：ヘッドホンをケチらない
◆インプット
・本：問題意識を持って乱読
・新聞：時事情報を得るため流し読み
・雑誌：専門誌で先端情報を
・ネット：ブログ、SNSで、人から学ぶ
・オーディオブック：繰り返し学習
・セミナー：出向いてみる
・学校：仲間とネットワーク作り
◆小説を書くには（宮部みゆき）
・呼吸するくらいに量産する
・売れるかどうかは、分からないと割り切る
・他人のためになるかどうかを考える
◆何を勉強するのか
・自分の仕事のリテラシーを高めるため
「理解するベースとなる知識、能力」を高める
・歴史とコミュニケーション手法のリテラシーは万人共通
「ロジカルシンキング」「アクティブリスニング」
・英語、IT、会計
2008年02月12日
111. 「ヒルティの心術」 渡部昇一
「ヒルティの心術」 渡部昇一 致知出版(97/11)
■書評■
スイスの哲学者ヒルティの「幸福論」の解説書。ヒルティに大きく影響され
た著者が、「幸福論」の中から印象深い文章を取り出し、それを軸に個人的体
験や解説を加えた書。
渡部昇一氏の解説は分かりやすく、原本の文章に加える氏の解説のブレンド
が、原作を超える豊潤さを醸し出している。
本書を踏まえて、ヒルティの「幸福論」,「眠られぬ夜のために」を読めば、
理解も深まる。
[Amazon]（「できる人になる生き方の習慣」は新装改訂版）
[原典]
幸福論 (第1部) (岩波文庫)
ヒルティ
眠られぬ夜のために〈第1部〉 (岩波文庫)
ヒルティ Carl Hilty 草間 平作
■ポイント■
◆仕事をする技術
◆「仕事」と「休息」
・働く喜びは、熟慮と経験からでなければ生まれない。
・精神も肉体も働かせないで、休息することはできない。
◆仕事の一番邪魔になるのは「怠惰」である。
・人は生まれつき怠惰なもの →「努力」して「習慣化」が重要。
「仕事」の習慣をつける。
「早起き」の習慣をつける。
「瞑想」の習慣をつける。
◆思い切って着手する。
・まず書き出してみる。そうすると、方針が具体的になってくる。
ある程度のアイデアを得たら、躊躇せずに書き出す。
・やらない理由を探さない。
・自分の最も良く知っている章から始める。序論、表題は最後につくる。
「何を言いたいのか」を先に決めて、体系化を考えずにとにかく始める。
断片的でいい。
◆仕事に対する興味は、仕事をしている最中に最も湧いてくる。
・書き始めると、どんどん別の方向に行ってしまう。
◆明日のことは煩うなかれ。明日には明日の心配することがある。
・人間の力は限られているから、あれもこれもできない。
膨大な計画を眺めているとあせるばかり
→今日は今日のことしかできない。と初めから悟る。
・比較的狭い範囲において完全に仕上げる。
本当に重要なところだけに注力する。（完璧を求めない）
「結局、何が言いたいのか」（一番言いたいことは）
◆「元気溌剌」と「愉快な気分」で働く。
・仕事を変えたこと自体が休息と同じ力がある。
◆「エネルギーの節約」
・「新聞」「必要のない集まり」
◆「繰り返し」の効用：「没頭」
・三度目ぐらいに着手して初めて細かいところまで見えてくる。
頭の中にあるものを見える形に完全に移そうという熱望をもって没頭する。
ある「目標」を見て、休むことを知らない「繰り返しの努力」が重要。
やる続ける（継続）
◆仕事の本質は、本気で夢中になると「楽しくなる」
・前もって働いていない休息は、食欲のない食事と同じで楽しみがない。
・最高の時間は「仕事」
◆「晴れやかな」気分でいると、晴れやかな気分に相応しい状況が生じる。
・自分の幸運を信じる。
◆エピクレトス
◆ストア派哲学：外界に左右されずに自分の心の平安を保つ心術
・「実践的」で「簡潔」
◆「力の及ぶもの」と「及ばないもの」
・自分の意志で生み出すもの：判断、努力、欲望、嫌悪感等→「自由」
プロセス
自分の力の及ばないもの：肉体、財産、名誉、地位等→「従属的」
結果「あるがままに受け取る」
・自分ができることは何か？ 相手の言葉は変えられない。
◆人を不安にするものは、事柄そのものではなく、それに関する「人の意見」
・「他人の評価」「先入観」で縛られている。
→自分で変えられる。
◆自分で本当に「誇れる」ものは「自分の判断力」だけ。
・自由なるものは「意志」
・「自分の及ばないこと」は無視する。
◆単純な非難や嘲笑は、非難や嘲笑をする人自身の心が不安でそこから免れるため。
◆自分の力の内にないものを得ることに関し、他人と同じことをしないで他人と同じ
報酬を得ることはできない。：おべっか、土地投機・・
◆「内」と「外」の峻別
・欲望には歯止めがないといけない。
お金もちゃんと使えるうちに使わないといけない。
足るを知る
・自分の財産は、自分ではない。
自分ではないものに対する誇りだけが誇りにならない様に
・知識を得るだけではダメ。実践しないと。
「消化」→「実行」（どういう行為をするか）
◆良い習慣
◆「習慣」は人格を表す
・習慣は、一回ごとに刻み込まれる。
"Character"：「刻み込まれた印」
一つ一つの行動、言葉が「暗示」になる。
良い行いの報酬とは、次の良い行いをやりやすくすること。
"Virtue is its own reward."
◆即座に決心する：「運命は出逢いまで」
・悪い習慣を捨てようとするより、常に良い習慣を養う様に心がける
防御的→積極的に
・考えたら、即「実行」することが大切。
直ちに実践せよ。良い方を選択せよ。考えすぎない。
◆弱みは臆病のもと
・ものを恐れない。
たいていのことは、遠くから眺めたほど恐ろしくない。
想像力が、恐れを拡大させている。
でてきた"Chance"にのる。（あまり悩まずに）
・一度経験すると、大きく変わる。
アメリカ、報告、異動・・ 経験しないと「恐ろしい」
・あらゆる恐怖は、我々の内部に何か正しからざるものが存在する。
引け目、弱みがあると、人間は「臆病」になる。
びくびくしている理由を明確に：取り除く
◆愛する人は洞察力が深い
・相容れないものを二つ追ってはいけない。
相容れないものを犠牲にする覚悟が必要。
○健康、家庭、愛、誠実、精神的な教養、道徳的確信、仕事の能力。。
×富、名誉、権力、休みない享楽
・全ての人を愛する。
愛するということは、自分が他人の上に立つ方法
愛さない理由を探してはならない。
人間に対して愛を増していけば、洞察力が鋭くなる。（母と子）
利己主義は、次第に人間を愚鈍にする。（人の心が分からない）
利己心が少ないと、相手のたくらみも見透かせる
生半可ではダメ。腹の底まで決心する。
「おはよう」：小さなことから行動を積み重ねていく
相手の善意を信頼する：善意で誉める
◆仕事の習慣は健康にする
・一週間はよく働いて、日曜はよく休むこと
小人閑居して不善をなし、至らざる所なし
◆時間の作り方
◆規則正しい仕事こそ重要
・時間の中には絶えず人を苛立たせる何かが含まれている
・キリストは忙しいと言わなかった
・自由な人間として生活をしようという決心が重要
・時間を得る最良の方法は、一週に六日、一定の昼の時間に、単に断続的で
なく、規則正しく働くこと
・規則正しい仕事こそ、精神的・肉体的に健康にする最上無二の方法
・怠惰は仕事よりもはるかに多くの人を退屈にし、神経過敏にし、健康の真
の基礎である抵抗力を弱める：ハッピーリタイアは無い
◆内なる怠惰の克服
・我々の心の中にはいつでもある種の怠惰が常に潜んでいる。その怠惰に、
何をやりたいかを聞いてもムダ。まずは仕事を始める。
・もっともいい考えは仕事の最中に、しかもしばしば、今やっている仕事と
別の仕事をしている途中で浮かんでくることがある。
・聖書の中では、仕事をしていない人に天使が現れた例は一つもない
◆時間の使い方
・書きもの：じっくりと無制限な時間が必要
・本・暗記：断片的な時間で十分
・仕事の変化は休息と同じ
・仕事は迅速にする
・体系的なものはおおむね虚偽である。長続きするものはおおむね偶発的
◆仕事の重要性
・閑暇がないということは、地上において達成しうる幸福の最も重要な部分
・仕事の無い休息には耐え得ない。あることに感謝。
・成功、失敗は欲望から行動するときにのみ意味をもつ。他人の評価ではなく
自分のやりたいことをやるプロセスを愛する
・幸福の一番大きな部分は、継続されている仕事と、その仕事から受ける祝福
・この世が全てではないという人生観をもてば、焦りはなくなる
◆病気治療法
◆病気の利益
・病気になった場合、人間はしばしば正しい道や神がこの病気によって何を
自分に示そうとしたかを洞察できる。
・どんな病気でも道理に適った目的をもっている。病気が持つ目的を感じる。
・病気は、完全なる安息、過去や未来を静かに考えるチャンス、人生で本当
の宝とは何であるかを正しく認識すること、自分がすでに持っているあら
ゆる恵みに感謝するなど、健康な場合に見失いがちなものを与える。
・病気は、最大の人生の喜びの一つを与える。それは、回復の快感と、新た
になった生活感の愉快さ。健康は神の賜物である。もう一つ高い人生観へ
の突入のきっかけとなる。
・快楽と力は相対立するもの。
◆永遠の魂と肉体
・健康のために生きるということは、あまりにもつまらない人生の目的である。
・病気の苦悩は神が贈りたまえるもの。
◆道理に適う手段
・睡眠、新鮮な空気、日光、栄養、運動、身体を冷やさない、リンゴ
・汚れない心をもって、立派な思想を持ち、絶えず有益な仕事に従事。
・自ら助けるようになっている。
・×：アルコール、大食、運動不足、夜更かし
・早起きし、午前中に真面目でまとまった仕事をする。全ての労働を小さく
区分し、疲れすぎないこと。名誉心や競争心から仕事をしない。
◆喜びは特効薬
・生きているだけでも感謝。
・ノイローゼは、労働を必要でないと思って、ただ人生を享楽しようと欲する
豊かな人に対する近代的な刑罰。
[ヒルティについて]
・1833年生まれ
・ストア派哲学：マルクスアウレリウス、エピクテトス
「自分の意志だけが自分である」
「自分のできることは何かと考え、できることをやる」
「変えるために何かをやることはできるが、変わらないのは仕方がない」
・「幸福論」は、1891年に第一巻発刊（58歳の時）
第二巻は1895年、第三巻は1899年。
■書評■
スイスの哲学者ヒルティの「幸福論」の解説書。ヒルティに大きく影響され
た著者が、「幸福論」の中から印象深い文章を取り出し、それを軸に個人的体
験や解説を加えた書。
渡部昇一氏の解説は分かりやすく、原本の文章に加える氏の解説のブレンド
が、原作を超える豊潤さを醸し出している。
本書を踏まえて、ヒルティの「幸福論」,「眠られぬ夜のために」を読めば、
理解も深まる。
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[原典]
幸福論 (第1部) (岩波文庫)
ヒルティ
眠られぬ夜のために〈第1部〉 (岩波文庫)
ヒルティ Carl Hilty 草間 平作
■ポイント■
◆仕事をする技術
◆「仕事」と「休息」
・働く喜びは、熟慮と経験からでなければ生まれない。
・精神も肉体も働かせないで、休息することはできない。
◆仕事の一番邪魔になるのは「怠惰」である。
・人は生まれつき怠惰なもの →「努力」して「習慣化」が重要。
「仕事」の習慣をつける。
「早起き」の習慣をつける。
「瞑想」の習慣をつける。
◆思い切って着手する。
・まず書き出してみる。そうすると、方針が具体的になってくる。
ある程度のアイデアを得たら、躊躇せずに書き出す。
・やらない理由を探さない。
・自分の最も良く知っている章から始める。序論、表題は最後につくる。
「何を言いたいのか」を先に決めて、体系化を考えずにとにかく始める。
断片的でいい。
◆仕事に対する興味は、仕事をしている最中に最も湧いてくる。
・書き始めると、どんどん別の方向に行ってしまう。
◆明日のことは煩うなかれ。明日には明日の心配することがある。
・人間の力は限られているから、あれもこれもできない。
膨大な計画を眺めているとあせるばかり
→今日は今日のことしかできない。と初めから悟る。
・比較的狭い範囲において完全に仕上げる。
本当に重要なところだけに注力する。（完璧を求めない）
「結局、何が言いたいのか」（一番言いたいことは）
◆「元気溌剌」と「愉快な気分」で働く。
・仕事を変えたこと自体が休息と同じ力がある。
◆「エネルギーの節約」
・「新聞」「必要のない集まり」
◆「繰り返し」の効用：「没頭」
・三度目ぐらいに着手して初めて細かいところまで見えてくる。
頭の中にあるものを見える形に完全に移そうという熱望をもって没頭する。
ある「目標」を見て、休むことを知らない「繰り返しの努力」が重要。
やる続ける（継続）
◆仕事の本質は、本気で夢中になると「楽しくなる」
・前もって働いていない休息は、食欲のない食事と同じで楽しみがない。
・最高の時間は「仕事」
◆「晴れやかな」気分でいると、晴れやかな気分に相応しい状況が生じる。
・自分の幸運を信じる。
◆エピクレトス
◆ストア派哲学：外界に左右されずに自分の心の平安を保つ心術
・「実践的」で「簡潔」
◆「力の及ぶもの」と「及ばないもの」
・自分の意志で生み出すもの：判断、努力、欲望、嫌悪感等→「自由」
プロセス
自分の力の及ばないもの：肉体、財産、名誉、地位等→「従属的」
結果「あるがままに受け取る」
・自分ができることは何か？ 相手の言葉は変えられない。
◆人を不安にするものは、事柄そのものではなく、それに関する「人の意見」
・「他人の評価」「先入観」で縛られている。
→自分で変えられる。
◆自分で本当に「誇れる」ものは「自分の判断力」だけ。
・自由なるものは「意志」
・「自分の及ばないこと」は無視する。
◆単純な非難や嘲笑は、非難や嘲笑をする人自身の心が不安でそこから免れるため。
◆自分の力の内にないものを得ることに関し、他人と同じことをしないで他人と同じ
報酬を得ることはできない。：おべっか、土地投機・・
◆「内」と「外」の峻別
・欲望には歯止めがないといけない。
お金もちゃんと使えるうちに使わないといけない。
足るを知る
・自分の財産は、自分ではない。
自分ではないものに対する誇りだけが誇りにならない様に
・知識を得るだけではダメ。実践しないと。
「消化」→「実行」（どういう行為をするか）
◆良い習慣
◆「習慣」は人格を表す
・習慣は、一回ごとに刻み込まれる。
"Character"：「刻み込まれた印」
一つ一つの行動、言葉が「暗示」になる。
良い行いの報酬とは、次の良い行いをやりやすくすること。
"Virtue is its own reward."
◆即座に決心する：「運命は出逢いまで」
・悪い習慣を捨てようとするより、常に良い習慣を養う様に心がける
防御的→積極的に
・考えたら、即「実行」することが大切。
直ちに実践せよ。良い方を選択せよ。考えすぎない。
◆弱みは臆病のもと
・ものを恐れない。
たいていのことは、遠くから眺めたほど恐ろしくない。
想像力が、恐れを拡大させている。
でてきた"Chance"にのる。（あまり悩まずに）
・一度経験すると、大きく変わる。
アメリカ、報告、異動・・ 経験しないと「恐ろしい」
・あらゆる恐怖は、我々の内部に何か正しからざるものが存在する。
引け目、弱みがあると、人間は「臆病」になる。
びくびくしている理由を明確に：取り除く
◆愛する人は洞察力が深い
・相容れないものを二つ追ってはいけない。
相容れないものを犠牲にする覚悟が必要。
○健康、家庭、愛、誠実、精神的な教養、道徳的確信、仕事の能力。。
×富、名誉、権力、休みない享楽
・全ての人を愛する。
愛するということは、自分が他人の上に立つ方法
愛さない理由を探してはならない。
人間に対して愛を増していけば、洞察力が鋭くなる。（母と子）
利己主義は、次第に人間を愚鈍にする。（人の心が分からない）
利己心が少ないと、相手のたくらみも見透かせる
生半可ではダメ。腹の底まで決心する。
「おはよう」：小さなことから行動を積み重ねていく
相手の善意を信頼する：善意で誉める
◆仕事の習慣は健康にする
・一週間はよく働いて、日曜はよく休むこと
小人閑居して不善をなし、至らざる所なし
◆時間の作り方
◆規則正しい仕事こそ重要
・時間の中には絶えず人を苛立たせる何かが含まれている
・キリストは忙しいと言わなかった
・自由な人間として生活をしようという決心が重要
・時間を得る最良の方法は、一週に六日、一定の昼の時間に、単に断続的で
なく、規則正しく働くこと
・規則正しい仕事こそ、精神的・肉体的に健康にする最上無二の方法
・怠惰は仕事よりもはるかに多くの人を退屈にし、神経過敏にし、健康の真
の基礎である抵抗力を弱める：ハッピーリタイアは無い
◆内なる怠惰の克服
・我々の心の中にはいつでもある種の怠惰が常に潜んでいる。その怠惰に、
何をやりたいかを聞いてもムダ。まずは仕事を始める。
・もっともいい考えは仕事の最中に、しかもしばしば、今やっている仕事と
別の仕事をしている途中で浮かんでくることがある。
・聖書の中では、仕事をしていない人に天使が現れた例は一つもない
◆時間の使い方
・書きもの：じっくりと無制限な時間が必要
・本・暗記：断片的な時間で十分
・仕事の変化は休息と同じ
・仕事は迅速にする
・体系的なものはおおむね虚偽である。長続きするものはおおむね偶発的
◆仕事の重要性
・閑暇がないということは、地上において達成しうる幸福の最も重要な部分
・仕事の無い休息には耐え得ない。あることに感謝。
・成功、失敗は欲望から行動するときにのみ意味をもつ。他人の評価ではなく
自分のやりたいことをやるプロセスを愛する
・幸福の一番大きな部分は、継続されている仕事と、その仕事から受ける祝福
・この世が全てではないという人生観をもてば、焦りはなくなる
◆病気治療法
◆病気の利益
・病気になった場合、人間はしばしば正しい道や神がこの病気によって何を
自分に示そうとしたかを洞察できる。
・どんな病気でも道理に適った目的をもっている。病気が持つ目的を感じる。
・病気は、完全なる安息、過去や未来を静かに考えるチャンス、人生で本当
の宝とは何であるかを正しく認識すること、自分がすでに持っているあら
ゆる恵みに感謝するなど、健康な場合に見失いがちなものを与える。
・病気は、最大の人生の喜びの一つを与える。それは、回復の快感と、新た
になった生活感の愉快さ。健康は神の賜物である。もう一つ高い人生観へ
の突入のきっかけとなる。
・快楽と力は相対立するもの。
◆永遠の魂と肉体
・健康のために生きるということは、あまりにもつまらない人生の目的である。
・病気の苦悩は神が贈りたまえるもの。
◆道理に適う手段
・睡眠、新鮮な空気、日光、栄養、運動、身体を冷やさない、リンゴ
・汚れない心をもって、立派な思想を持ち、絶えず有益な仕事に従事。
・自ら助けるようになっている。
・×：アルコール、大食、運動不足、夜更かし
・早起きし、午前中に真面目でまとまった仕事をする。全ての労働を小さく
区分し、疲れすぎないこと。名誉心や競争心から仕事をしない。
◆喜びは特効薬
・生きているだけでも感謝。
・ノイローゼは、労働を必要でないと思って、ただ人生を享楽しようと欲する
豊かな人に対する近代的な刑罰。
[ヒルティについて]
・1833年生まれ
・ストア派哲学：マルクスアウレリウス、エピクテトス
「自分の意志だけが自分である」
「自分のできることは何かと考え、できることをやる」
「変えるために何かをやることはできるが、変わらないのは仕方がない」
・「幸福論」は、1891年に第一巻発刊（58歳の時）
第二巻は1895年、第三巻は1899年。
2008年02月11日
110. 「頭がいい人の習慣術」 小泉十三
「頭がいい人の習慣術」 小泉十三 河出書房新社(03/06)
■書評■
「頭がいい」とは、英語では「book smart」と「street smart」の二種類が
ある。「book smart」はいわゆる「テストの点数がよく、勉強ができる人」。
それに対して、「street smart」は仕事を通じて学んだ「頭のよさ」をいう。
本書は、「street smart」を目指す習慣術、方法論について論じられており、
各章のおわりに、「さて、あなたはどっち？」と題して、「イマイチの人」
「頭のいい人」の対比形式で、それぞれの習慣がまとめられている。
マイナス思考ややる気に関する「思考習慣」、能率や仕事の優先事項の付け
方に関する「段取り習慣」、休日の過ごし方や集中力に関する「時間習慣」等
章立てが明確で読みやすい。
[Amazonでの購入はこちら]（マーケットプレースが安いです）
■ポイント■
◆思考習慣
・仕事とプライベートの境を曖昧にして"公私混同"を楽しむ。
二者択一のものではない
・アメリカを動かすエリートの"３つのYes"（エール大学での話し(1953年))
・目標を設定しているか？
・その目標を書き留めているか？
・目標達成の計画はあるか？
全質問にYesの生徒は3%だったが、20年後、彼らが総資産の97%占める
・マニュアルをバカにしない
・80点主義で、見切り発車も必要
・仕事は二度寝かせる
・アイデアが閃いたとき
・ほぼ完成しかかったとき
・やる気がないときは、とにかく始める
・側座核：作業興奮
◆段取り習慣
・スケジュールは２ヶ月単位で把握
・一週間のうち半日分を「何もしない予備の時間」として確保
・できることを粛々とやる
・不確実なことを先に決める
・終業前に、明日のToDoを書き出しておく
◆時間習慣
・スキマ時間を予め予測して活用する
・空いた時間は、I/Pより、O/Pに活用する
・ひとまとまりの時間を確保：早朝、喫茶店、メールは自動受信しない
・時間を買う：有料データベース、グリーン車
◆集中習慣
・午前中のゴールデンタイムを大切に
・ノリ始めたらとことん
・不調のときは、身体を動かし頭の中を空に
◆問題解決習慣
・常に考える
・書き出す
・他人と話しをする
・歩く
◆創造習慣
・最初は成功者のマネから
・自分は創造的だと思う
・メモをとり、図を多用する
・人に語り聞かせる
・文章を手書きする
◆読書習慣
・必ず買う
・何冊か併読する
・意見を異とする作者の本も読む
・つまらなければ最後まで読まない
◆情報収集習慣
・新聞は下から、雑誌は後ろから読む
・いかに応用するかを考えて整理する
・自分で買って確かめてみる
◆OFF習慣
・残業しない日を作る
・一日90分は、自分の時間を持つ
・休むときは、悠然と休む
■書評■
「頭がいい」とは、英語では「book smart」と「street smart」の二種類が
ある。「book smart」はいわゆる「テストの点数がよく、勉強ができる人」。
それに対して、「street smart」は仕事を通じて学んだ「頭のよさ」をいう。
本書は、「street smart」を目指す習慣術、方法論について論じられており、
各章のおわりに、「さて、あなたはどっち？」と題して、「イマイチの人」
「頭のいい人」の対比形式で、それぞれの習慣がまとめられている。
マイナス思考ややる気に関する「思考習慣」、能率や仕事の優先事項の付け
方に関する「段取り習慣」、休日の過ごし方や集中力に関する「時間習慣」等
章立てが明確で読みやすい。
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■ポイント■
◆思考習慣
・仕事とプライベートの境を曖昧にして"公私混同"を楽しむ。
二者択一のものではない
・アメリカを動かすエリートの"３つのYes"（エール大学での話し(1953年))
・目標を設定しているか？
・その目標を書き留めているか？
・目標達成の計画はあるか？
全質問にYesの生徒は3%だったが、20年後、彼らが総資産の97%占める
・マニュアルをバカにしない
・80点主義で、見切り発車も必要
・仕事は二度寝かせる
・アイデアが閃いたとき
・ほぼ完成しかかったとき
・やる気がないときは、とにかく始める
・側座核：作業興奮
◆段取り習慣
・スケジュールは２ヶ月単位で把握
・一週間のうち半日分を「何もしない予備の時間」として確保
・できることを粛々とやる
・不確実なことを先に決める
・終業前に、明日のToDoを書き出しておく
◆時間習慣
・スキマ時間を予め予測して活用する
・空いた時間は、I/Pより、O/Pに活用する
・ひとまとまりの時間を確保：早朝、喫茶店、メールは自動受信しない
・時間を買う：有料データベース、グリーン車
◆集中習慣
・午前中のゴールデンタイムを大切に
・ノリ始めたらとことん
・不調のときは、身体を動かし頭の中を空に
◆問題解決習慣
・常に考える
・書き出す
・他人と話しをする
・歩く
◆創造習慣
・最初は成功者のマネから
・自分は創造的だと思う
・メモをとり、図を多用する
・人に語り聞かせる
・文章を手書きする
◆読書習慣
・必ず買う
・何冊か併読する
・意見を異とする作者の本も読む
・つまらなければ最後まで読まない
◆情報収集習慣
・新聞は下から、雑誌は後ろから読む
・いかに応用するかを考えて整理する
・自分で買って確かめてみる
◆OFF習慣
・残業しない日を作る
・一日90分は、自分の時間を持つ
・休むときは、悠然と休む
2008年02月10日
109. 「最短で結果が出る超仕事術」 荘司雅彦
「最短で結果が出る超仕事術」 荘司雅彦 講談社BIZ(08/01)
■書評■
前著「最短で結果が出る超勉強法」に続くノウハウ論。単なる続編ではなく、
効果的な仕事の方法論を、著者の経験を通じた具体的なものとして示されている。
「急がば回れ」、「先送りしない」、「ワーキングスタイルを大切に」等、
サラッと読むと当たり前なことの中に、実践的で有益なスキル、ノウハウが満
載されている。
15のルールとしてまとめられているが、下記10項目が重要。お薦めです。
[Amazon]
■ポイント■
◆「急がば回れ」：一つの仕事に100調べる（多量かつ迅速に）
・紙の辞書が良い：一覧性があり、他の項目も潜在意識にI/Pされる。
・検索能力は加速度的に向上する：土地勘、目利き→相乗効果
・調べ癖にまで：疑問を持ったら、上司の意見でも調べる。
◆「先送りしない」：着手されすれば、仕事は半分終わったようなもの
・案ずるより産むが易し：攻撃は最大の防御
・作業興奮：まず始める。中断してもOKという気持ちで。
・意図的に「醸造期間」を持たせる：グランドデザインは早くから着手必要。
・前倒しで3日前に終わらせる：朝から、粛々と仕事の「山崩し」を。
◆「書く・確認する」：毎回コミットメントして潜在意識にI/P
・一覧性、迅速性、変更追記性：手書き手帳が良い。
・２ヶ月分のスケジュールコピーを毎朝机の上に
◆「ワーキングスタイルも重要」：シグナリング
・スーツ、腕時計、靴：精神的に負い目無し、心に余裕
・声：低めでゆっくりと
◆「個別の情報帳」：一冊化
・概要が見渡せる情報帳を手元に。
◆「即断−撤回−代案提示」：決断力
・先延ばししても結論は同じ：「迷ったらYES」
・先送りすると、�ゝ＿饌纂此↓⊃瓦縫皀筌皀箚供↓Ｊ儔修紡仆萇垈�
・「朝令暮改」＋「アカウンタビリティ」：損切りは精神衛生上も良い
・最悪のケースを想定して備える（Prepare for the Worst）
◆「相手の立場を思いやる」：NLP
・与える精神
◆「パレートの法則はあてはまらない」：20%のみを切り離せない
・イイとこ取りは不可能：20-80は一体不可分
・コツコツ小さな仕事(80)があってはじめて、大きな仕事(20)が成立
→信頼、自信、目利き
・合間に、やらねばならない小さな仕事を入れ込むのも、発想拡大へ
・前向きに取り組めば、どんな仕事も有益
◆「PROを目指す」
・責任を負う
・コスト意識を持つ
・自分の対価を認識する
・最新情報を貪欲に収集
・結果を出す
・約束を守る
■書評■
前著「最短で結果が出る超勉強法」に続くノウハウ論。単なる続編ではなく、
効果的な仕事の方法論を、著者の経験を通じた具体的なものとして示されている。
「急がば回れ」、「先送りしない」、「ワーキングスタイルを大切に」等、
サラッと読むと当たり前なことの中に、実践的で有益なスキル、ノウハウが満
載されている。
15のルールとしてまとめられているが、下記10項目が重要。お薦めです。
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■ポイント■
◆「急がば回れ」：一つの仕事に100調べる（多量かつ迅速に）
・紙の辞書が良い：一覧性があり、他の項目も潜在意識にI/Pされる。
・検索能力は加速度的に向上する：土地勘、目利き→相乗効果
・調べ癖にまで：疑問を持ったら、上司の意見でも調べる。
◆「先送りしない」：着手されすれば、仕事は半分終わったようなもの
・案ずるより産むが易し：攻撃は最大の防御
・作業興奮：まず始める。中断してもOKという気持ちで。
・意図的に「醸造期間」を持たせる：グランドデザインは早くから着手必要。
・前倒しで3日前に終わらせる：朝から、粛々と仕事の「山崩し」を。
◆「書く・確認する」：毎回コミットメントして潜在意識にI/P
・一覧性、迅速性、変更追記性：手書き手帳が良い。
・２ヶ月分のスケジュールコピーを毎朝机の上に
◆「ワーキングスタイルも重要」：シグナリング
・スーツ、腕時計、靴：精神的に負い目無し、心に余裕
・声：低めでゆっくりと
◆「個別の情報帳」：一冊化
・概要が見渡せる情報帳を手元に。
◆「即断−撤回−代案提示」：決断力
・先延ばししても結論は同じ：「迷ったらYES」
・先送りすると、�ゝ＿饌纂此↓⊃瓦縫皀筌皀箚供↓Ｊ儔修紡仆萇垈�
・「朝令暮改」＋「アカウンタビリティ」：損切りは精神衛生上も良い
・最悪のケースを想定して備える（Prepare for the Worst）
◆「相手の立場を思いやる」：NLP
・与える精神
◆「パレートの法則はあてはまらない」：20%のみを切り離せない
・イイとこ取りは不可能：20-80は一体不可分
・コツコツ小さな仕事(80)があってはじめて、大きな仕事(20)が成立
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