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レビューを行った米国海軍医療センター(サンディエゴ)のBrian Lawenda博士によると、マルチビタミンは問題のない場合もあるが、緑茶やビタミンAあるいはビタミンEのサプリメントは害をもたらす可能性があるという。抗酸化サプリメントによって放射線療法や化学療法の効果が低下するばかりか、治療による毒性が増大する可能性もあり、「治療中はこのようなサプリメントの摂取を避けることを勧める」とLawenda氏は述べている。
多くの癌患者は、抗酸化物質により治療効果が高まると信じてサプリメントや緑茶を摂っているという。抗酸化物質は細胞を保護するため健康によいと一般には考えられているが、研究者らはこのような世間一般の通念に疑問をもち、治療中の癌患者には抗酸化物質が害になるのではないかと考えてきた。
今回のレビューでは、抗酸化物質と癌治療に関する研究について検討。放射線療法と抗酸化物質に関する無作為化対照試験(治療を比較するのに最も優れた試験方法とされる)は3件あり、そのうち1件は抗酸化物質により死亡率が増大することを示していた。「抗酸化物質が正常細胞と同じように癌細胞も保護してしまい、癌細胞を死滅させる治療の妨げになる可能性がある」とLawenda氏は述べている。抗酸化物質と化学療法に関する無作為化対照試験は16件あったが、その結果は決定的なものではなかったという。
ただし、今回検討した研究の質は十分なものではなく、癌治療中の抗酸化物質の使用について患者に強い勧告をすることはできないとLaewnda氏はいう。同氏は、自分の患者にはマルチビタミンは毎日摂ってもよいが、高用量のサプリメントは避けるよう指示していると述べているが、マルチビタミンに問題がないのかどうかは不明と付け加えている。米コロンビア大学(ニューヨーク)ハーバート・アービングHerbert Irving総合癌センターのAlfred Neugut博士は「この問題については証拠がほとんど示されておらず、おそらく害はないだろうと考え放任してきたが、今回の研究により効果より害のある可能性が高いことが示された」と述べている。(HealthDay News 5月27日)
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