日本ビクターとケンウッドは共同開発した市販のカーナビゲーションシステムを、来春をメドに国内で「ケンウッド」ブランドで発売する。両社は10月1日付で経営統合することで合意しており、統合後初のカーエレクトロニクス分野の共同開発製品になる。最も重複が多いカーエレ分野で協業を加速し、早期に統合効果を引き出す。
ケンウッドが得意とする音響技術とビクターの映像技術を生かし、AV機能を高めたカーナビで他社製品の違いを強調する。ハードディスク駆動装置(HDD)の代わりにフラッシュメモリーを内蔵する簡易型で、10万―15万円の中級価格帯が中心になる。(07:00)