法相「モニター傍聴検討」 少年法改正が参院審議入り原則非公開の少年審判で犯罪被害者や遺族の傍聴を認める少年法改正案は4日午前の参院本会議で、趣旨説明と質疑が行われ審議入りした。来週中に成立する見通し。 鳩山邦夫法相は、今回の法改正では認めていないモニターによる別室での審判傍聴について「絶対に外に漏れない仕組みを考えないといけないが、今後導入の是非を幅広く検討する」と述べ、将来の検討課題とする考えを示した。 審判傍聴の可否については「家庭裁判所がきめ細かく判断する枠組みになっており、個々の事案について適切に決める」と強調した。松浦大悟氏(無所属)への答弁。 改正案は「殺人など他人を死傷させた重大事件」を対象に、家裁が加害少年の年齢や心身の状態などを考慮し傍聴を許可する内容。衆院で、加害者が12歳未満の審判を傍聴対象から除外するなどの修正を加え、自民、公明、民主の3党などの賛成多数で可決された。
【共同通信】 |