(報道資料) |
平成20年6月4日 |
NHK広報局 |
長野放送局記者の不祥事について |
ことし3月31日に、長野県域のローカルニュースで放送した「安曇野市が観光PRに有名人夫婦起用」の原稿について、信濃毎日新聞の記事から内容を写したのではないかとの指摘がありました。これまでの本人に対する調査等から、記事を盗用していたことが明らかになりました。 この記者は長野放送局・松本支局の大田明博記者(35歳)で、これまでの調査では、信濃毎日新聞の3月25日付け朝刊の中信版に掲載された「安曇野が似合う夫婦だれ?」と題された記事を見て、取材もせずにニュース原稿を作成していました。更にこの記者は、原稿を書いた後も、事実の確認をしないまま原稿を出稿し、上司にも事実確認ができていないことを報告していませんでした。 NHK長野放送局は、ご迷惑をおかけした信濃毎日新聞社に対して謝罪しました。また、安曇野市にも謝罪することにしています。 この記者が同様のことを、他の原稿で行っていなかったかどうか調査していますが、これまでのところ見つかっていません。 この記者は「いけないこととは思ったが、取材確認をせずに原稿を出してしまい、深く反省している」と話しています。NHKは、更に事実関係を調べたうえで、この記者を厳正に処分することにしています。 |
〔NHKコメント〕 報道に携わる者としてあってはならないことであり、極めて遺憾です。ご迷惑をおかけした信濃毎日新聞社と安曇野市に対して深くお詫び申し上げます。また、視聴者の皆さまに心よりお詫び申し上げます。 |