 「女は女でさ〜あ。ブリッコする年でもないのにさあ『あまり呑めないの。
一度呑み過ぎて、恥ずかしい思いしたこともあって・・』ってアホか!
私なんか呑むたび、恥ずかしい思いしてるわよ。毎朝、『しまった・・
また、やっちゃった・・もうあの店行けないわ』って反省しちゃ〜夜に
なるとすっかり忘れて・・・忘れる為に?呑みにでてるわよまったくー」
「そうなんよねー。酒呑みは毎朝自己嫌悪・・でも夕方になるとウズウズ
して、またのれんをくぐっちゃうちゃねー。K子ちゃんに激しく同感。
バラク・オバマ氏よりK子ちゃんに一票。」
「そして、また呑み過ぎて・・Hな気分になって・・・・・あ〜やだやだ。
でも、どうしても股がユルくなってしまうのよねー、いけない女よねー」
「男もいっしょて。呑み過ぎると、どうしてもHな妄想するし、股間もウズ
くもんよ。なかなか実行に移す勇気っていうか、元気がないだけって。」
「酒呑みって、馬鹿よねー。酔っぱらいって最低よねー。でも、やめられな
いよねー。酒って最高にうまいし、男と呑むとやっぱり愉しいし、ウフッ
気持ちいいし・・・」
お互い酔いが進行するにつれ、蕪雑な下ネタトークになりつつあった。
僕は、いつの間にか空になった二人のグラスを持って、カウンター内に入り
今度は芋焼酎のお湯割りをつくり、両手に持ち、再び彼女の二つ横の椅子に
座り直した。そして、ちょっと腰を浮かし、K子の前に焼酎グラスを置いた。 |