岡山放送局

2008年6月4日 22時45分更新

財政改革 職員への説明会

厳しい財政状況が続く岡山県は4日、県の中堅の職員を集めて財政の現状を説明し、抜本的な財政改革を行うことへの理解と協力を求めました。
4日、県庁9階の大会議室で行われた説明会には、各課の課長や室長級の職員、およそ200人が集まりました。

この中では財政課の担当者が、県の財政は向こう10年間に毎年度、300億円から400億円程度の収支不足が見込まれることなど危機的な状況に陥っていることを説明しました。

そして県が市町村や各団体と進めている1000以上の事業や、国の補助で行っている事業などを、白紙の状態から見直して、組織のスリム化を行い、人件費の削減につなげることで収支不足の解消をはかっていくとした改革への取り組みについて説明しました。

その上で、今回の改革を、来年度の予算編成に反映させるため、ことしの9月県議会までに素案をまとめる必要があるとして各課の理解と協力を求めました。

参加した男性職員は、「財政が厳しいとは聞いていましたが、ここまでとは思いませんでした。これからが大変ですが、財政の立て直しに取り組んでいきたい」と話していました。