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2008年5月14日(水) |
4年間で節約した距離 |
地球3周分に |
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第1金曜日「ノーカーデー」参加者増
帯広市環境保全推進会議(坂本芳美議長、会員24人)が、毎月第1金曜日に自家用車の使用自粛を呼び掛けている「ノーカーデー」の参加者が増えている。2007年度は前年度を783人上回る6113人が参加。開始から約4年で節約した距離は地球3周分に匹敵する12万85キロ(08年4月分含む)に達し、二酸化炭素換算で29トンを削減した。関係者は、環境意識の高まりやガソリン価格高騰などが影響し、着実に実践者が増えていると分析している。(池谷智仁) |
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意識高まり、ガソリン高騰も影響 同会議は市環境基本計画などに基づき市民らで組織。04年7月に始めたノーカーデーは市役所や民間企業など15事業所が参加し、バスや自転車などでの通勤に努めている。 開始から今年4月までに延べ2万247人が参加。特に1月以降の実績が伸びていて、4月には参加者602人、節約距離3440キロと月単位で過去最高を記録した。 同会議事務局の市環境課が周知に努めたほか、北海道洞爺湖サミットが近づき環境への関心が高まったことや、暫定税率や価格高騰などガソリン動向に注目が集まったことなどが要因とみられる。地球1周分(約4万キロ)の節約距離を当初目標に掲げていた同会議は「30万キロ(光が1秒間に進む距離)を新たな目標に、参加者が増えるよう努力したい」としている。 3年前に車からバス通勤に切り替えた市役所の50代男性職員は「慣れの問題で、特に不便はない」と話す。一方で、公共交通機関が限られているなど、生活環境によっては車からの転換は難しいとの声も聞かれる。 坂本議長は「行動に移す人が増えているのはうれしい。暫定税率が話題になったが、ガソリンがない暮らしを考えることも大切」と話している。 |
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