十日町市は7日、初の「ノーカーデー」を実施した。市地球温暖化対策実行計画の一環で、本庁舎では約60%のマイカーが駐車場から姿を消した。今後、毎月第1水曜日を「ノーカーデー」とし、雪のない4月から11月までの8月間実施する。
地球温暖化の原因となるCO2排出量を抑制をするため、市職員自らマイカー通勤を減らし、取り組みの輪を市民に広げようというのが狙い。
この日、田口直人市長は、旧川西町からバスで出勤したほか、通勤距離12キロのうちマイカーとバスを乗り継いで出勤した職員も。
この結果、本庁舎には職員用に217台分の駐車スペースがあるが、この日、駐車した車は72台で、駐車率は33%だった。市当局「初回にしては、まずまずの取り組み」と評価している。
市の試算によると、今年(7カ月間)、700人の職員が、月1回、往復10分間のマイカー使用を徒歩に切り替えた場合、約7.5トンのCO2の排出が抑制される。この量は50年生のスギ530本の1年間のCO2吸収量と同程度の効果があるという。【神田順二】
毎日新聞 2008年5月8日 地方版