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【社会】

腹部にタオル置き忘れ 千葉の病院 手術ミスで25年間

2008年6月4日 夕刊

 千葉県旭市の市立国保旭中央病院で二十五年前に手術を受けた同県の男性(49)の腹部から、先月、この手術の際に置き忘れたタオルが見つかっていたことが四日、分かった。病院は置き忘れを認め、男性に謝罪した。

 病院によると、男性は今春、腹部に腫瘍(しゅよう)のようなものが見つかったため、五月下旬に茨城県神栖市の病院で開腹手術を受けた。その際に、腹部から丸まったソフトボール大のタオルが見つかった。

 男性は一九八三年秋に旭中央病院で十二指腸潰瘍(かいよう)の手術を受けた。同病院では、男性に手術痕が一カ所しかないことなどから、二十五年前の手術の置き忘れと断定。「このようなことがないよう医療の安全に取り組みたい」としている。

 

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