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【社会】

ハローワークで“求人”替え玉に 隠避教唆容疑などで岡崎の社長を逮捕

2008年5月22日 朝刊

 速度違反による運転免許証取り消しの行政処分を免れるため、ハローワークで自分と似た男を探し替え玉出頭させたとして、愛知県警交通指導課と岡崎署は21日、犯人隠避教唆と道交法違反の疑いで同県岡崎市井田町、楽器輸入販売会社社長杉田直樹容疑者(41)を逮捕したと発表した。

 調べでは、杉田容疑者は昨年7月26日、長野県飯島町の中央自動車道で、社有車を運転中に制限速度を53キロ超過し、9月11日には自分の身代わりを出頭させて社有車を借りて運転していたかのように供述させた疑い。同署は、身代わりとなった同市赤渋町、会社員朝倉邦博容疑者(30)も犯人隠避の疑いで逮捕した。

 杉田容疑者は、昨年8月中旬、当時無職だった朝倉容疑者に成功報酬50万円で身代わりを依頼。費用を負担して朝倉容疑者を散髪させ、特徴である太いまゆ毛にするために化粧を施し、長野県が遠いという理由で岡崎署に出頭させた。

 速度違反取り締まり装置で撮影された写真と体形が違うことを署員に指摘されたが、朝倉容疑者は「減量した」などとごまかし通した。しかし、杉田容疑者は同じ時期に長野県内で別の速度違反で同装置に撮影されており、長野県警が写真を照合して発覚した。

 

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