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性的暴行:フィギュア元コーチを逮捕 愛知県警

 名古屋市内のフィギュアスケートクラブに所属していた元コーチが4月、教え子の女子中学生(13)に性的暴行したとされる事件で、愛知県警捜査1課と瑞穂署は4日、同市瑞穂区高田町、元コーチ、酒井康資容疑者(56)を強姦致傷容疑で逮捕した。「酒に酔っていて覚えていない」と否認している。

 調べでは、酒井容疑者は4月11日午前3時45分ごろ、自宅に教え子の女子中学生と家族を泊めた際、1人で寝ていた中学生の部屋に侵入し、寝ていた中学生に性的暴行を加えた疑い。中学生は軽傷を負った。酒井容疑者は「誰にもいうなよ。しゃべったらスケート辞めさせるぞ」と中学生を脅したという。

 中学生側の告訴を受け、県警が捜査を開始。関係者の事情聴取や医師の診断書を調べるなどした結果、性的暴行の疑いが強まったことから強制捜査に踏み切った。

 酒井容疑者は、冬季五輪代表選手を育成した実績があり、フィギュアスケートのコーチで組織する全国組織「日本フィギュアスケーティングインストラクター協会」理事を務めていた。選手としても1967年、全日本フィギュアスケートジュニア選手権で優勝した経験があった。

 4月下旬、スケートクラブを辞め、胃かいようで名古屋市内の病院に入院。5月26日には協会理事を辞任し、協会も退会していた。

【飯田和樹、桜井平】

毎日新聞 2008年6月4日 17時30分(最終更新 6月4日 18時19分)

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