「いじめはなかった」遺族に報告
「いじめはなかった」遺族に報告 06/04 19:39

先月下旬、北九州市内の高校一年の女子生徒が遺書にいじめをほのめかす記述を残して自殺した問題で、学校側はきょう、「いじめに該当する事実はなかった」とする調査結果を遺族に報告しました。

先月29日、北九州市内の高校一年の女子生徒が、ホームページに「死ね」などと書き込まれてつらかったという内容の遺書を残して自殺しました。

これを受けて学校側は、教師やスクールカウンセラーを通じて聞き取り調査を行い、きょう午後、校長らが遺族の自宅へ出向いて調査結果を報告しました。

学校の説明によりますと、同級生の一人が「私が自分のホームページに悪口を書き込みました」と話しています。

しかし、校内で女子生徒がいじめられていたなどの具体的な情報はなく、学校側は遺族に「いじめに該当する事実はなかった」と報告したということです。

これに対して、遺族側からは「そこまで調べてもらってありがとうございます。あとは警察と相談して対応します」と話したということです。