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米国産牛肉:デモ鎮圧警官の身元がネットに(下)

事実無根のうわさも

 ダウムの掲示板ではこのほか、警官10人余りの個人情報を含む身元リストが出回っている。

 また、「5-6月に任務に就いていた戦闘警察を社会に受け入れるな」とか「企業が受け入れないなどして、戦闘警察全員を人間以下の扱いにし、社会から葬り去れ」などといった過激な書き込みもあった。

 個人攻撃だけでなく、「2日未明に徳寿宮近くで20-30代とみられる女性が戦闘警察に首を絞められ即死した」とか「警察は性的暴行を加えた」などという悪意的なうわさまで広まっている。

 「女性死亡説」をめぐっては、警察は当時徳寿宮付近には配備されておらず、ネット上に掲載された倒れた女性の写真は、景福宮付近のデモ現場で呼吸困難に陥り失神した警官のものであることが判明した。

 ソウル地方警察庁関係者は「個人情報をインターネット上に流出させる行為は情報通信網利用促進・情報保護などに関する法律に基づく名誉棄損に当たる。個人情報を公開し悪意的にうわさを流した人物を追跡している」と話した。

 一方、警察庁サイバーテロ対応センターは3日、ハンナラ党ホームページをハッキングし、「明博(ミョンバク=大統領)はわれわれが守る」と題した文章とともに猫の映像を表示させた容疑で米ウィスコンシン大出身のプログラマーの男(37)を検挙した。

李吉星(イ・ギルソン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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