中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 静岡 > 6月4日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【静岡】

浜松医大は医師派遣を継続 合理化後の社会保険浜松病院

2008年6月4日

 浜松医科大(浜松市東区半田山)は、社会保険庁の廃止に伴い整理合理化が計画されている社会保険浜松病院(同市中区中島)に、合理化後の10月以降も医師を派遣する。

 全国に53ある社会保険病院をめぐっては、政府・与党が10月1日にすべての病院を独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」にいったん譲渡して存続させ、受け皿となる売却先を探す方針を固めている。

 社保浜松病院の運営主体も、社保庁の委託を受ける全国社会保険協会連合会(全社連)から機構に変わる予定だが、患者に不安を与えないよう医大側が派遣継続を決めた。

 社保浜松病院には13人の医師が在籍し、うち11人が浜松医大からの派遣。近年は医師が開業するなどして病院を去るケースが相次ぎ、06年度から経営赤字に陥っている。

 また全社連の伊藤雅治理事長が3日、市内のホテルで会見し、社保浜松病院閉鎖を検討しているとの一部報道について「そのような事実はない」と話した。

 

この記事を印刷する