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メッキがはがれた韓国人の英語力

IELTS「移住・職業研修用試験」で韓国19位、日本16位

 韓国の英語ブームはすさまじいが、その一方で韓国人の英語力は世界で最下位圏にあることが分かった。

 英国の公的な国際文化交流機関で、国際的な英語力認証試験「IELTS」(アイエルツ、国際英語力試験)の共同運営機関の一つであるブリティッシュ・カウンシルは昨年受験者数の多かった20カ国の成績を分析、その結果を3日、発表した。これによると、IELTSの「移住・職業研修用試験」で韓国は9点満点中平均5.21点、20カ国中19位だったという。韓国では、IELTSは主にイギリス留学のための試験として知られている。

 IELTSはブリティッシュ・カウンシルと英ケンブリッジ大学、オーストラリアのIDPエデュケーションの3機関が共同運営している試験。移住や職業研修を目指す人が受ける「移住・職業研修用試験」と、留学希望者のための「留学用試験」の二つがある。韓国は留学用試験でも20カ国中15位にとどまった。昨年のIELTS全受験者数は94万人で、うち韓国は2万1844人と受験者数では8位だった。

 移住・職業研修用試験での韓国の順位(19位)は、香港(8位)・中国(13位)・バングラデシュ(14位)・日本(16位)・タイ(17位)などアジア諸国の中で順位が最も低かった。最下位はアラブ首長国連邦の4.53点だった。1位は英語を公用語としている南アフリカ共和国の7.46点、2位はシンガポールの7.01点だった。

 ブリティッシュ・カウンシル関係者は「ネーティブスピーカーと1対1で行うインタビューなど、実質的な英語コミュニケーション能力を見るIELTSの成績が低いということは、韓国人の英語力が劣っているということ。実生活で使われない単語にとらわれすぎている韓国の英語教育は改善する必要がある」としている。

オ・ユンヒ記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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