Windows-PC用ネット関係のコマンド


DOSプロンプト(Win9x, WinME)やコマンドプロンプト(Win2k, WinXP, WinNT)
の画面から入力できるネットワーク関係のコマンドを例示します.


tracert や ping コマンドの動作原理は,ここをクリックして下さい.

プロンプト画面の表示行数を増やす方法


上記のコマンドは,DOSプロンプト(Win9x, WinME)やコマンドプロンプト(Win2k, WinXP, WinNT)の画面から 実行できますが,出力行が多くなると文字行がスクロールして上の方向に消え,内容を確認できないことがあります. このため,表示行を増やすことが必要になってきます.

Win2k, WinXP, WinNTなどのコマンドプロンプトの場合:
上部バーのロゴマークのところをクリックし,プロパティを選択して,プロパティ画面を表示します.そこで, レイアウトタブを選びますと,レイアウト画面に画面バッファという箇所がありますので,その高さを100行程度に し,その下にある画面の大きさの所は,高さ30行程度にします.適用を押して,コマンドプロンプト画面に戻りますと, 右にスクロールバーが現れて,上側に消えた行もスクロールバーを動かせば見ることができます.

Win9x, WinMEなどのDOSプロンプト画面の場合:
日本語表示の場合は,標準で25行までしか表示できません.しかし,英語モードでは,50行まで表示できるように なります.先ず,DOSプロンプトを選びます.もし,見つからなければ,C:\windows\command.com のファイルを選択し, マウスの右ボタンを押しながら,デスクトップにドラッグして,ボタンから指をはずしてショートカットの作成を選ぶと, デスクトップにDOSプロンプトのアイコンができます.そこで,DOSプロンプトをクリックして立ち上げます.
C:\WINDOWS >  という文字がでますので,
US
というコマンドを入力して英語表示モードにします.次に
MODE CON: LINES=50
というコマンドを入力し,50ラインモードにします.この文字表示は一般に小さくなるので,上部バーのロゴマークの所を クリックし,プロパティを選択します.プロパティ画面でフォントタブをクリックし,モニターの種類にも寄りますが 10×20程度のフォントを選んで適用をクリックすれば,文字が大きくなり,読みやすくなります.次に,画面タブを クリックし,初期画面の所を,既定値から50行にして適用をクリックします.OKをクリックして, DOSプロンプト画面に戻ります.その画面の右側にスクロールバーがありましたら成功です.
EXIT
のコマンドを入力して DOSプロンプト画面を閉じても,その設定は保存され,次回使用する時も 50行モードになっています.この場合, C:\COMMAND.COM 自身のプロパティ設定は,絶対に変更しないで下さい. ショートカットで作ったDOSプロンプトのみプロパティの変更をして下さい.DOSプロンプトのショートカットは, 英語表示のものと,日本語表示のものを作っていくと便利です.
英語表示モードでは,コマンドに /? をつけた時の説明文は英語で表示されますが,エラー出力などは, 日本語で出力されるので,文字化けして意味が判らなくなります.その時には,
JP
というコマンドを入力して,日本語モードにすれば,元に戻ります.


注意事項(共有資源へのアクセスとネットワーク障害)

ネットワークコンピュータにおいて,ファイルホルダなどをパスワードで保護している場合, その接続ユーザは,パスワードを保存しない設定で接続するようにして下さい.もし, 保存する設定によって接続しますと,MS Windows Network を介して増殖するウィルスに対して, 防護できませんのでご注意下さい.さらに,パスワード保存の設定で接続しますと, MPREXE.EXE (マルチプロトコルルータ)などの NetBIOS に重要なシステムプログラムが 相手と接続状態のまま残存することがあり,これは,共有資源への正規の接続状態ではありませんので, システムエラーの原因になることがあります.これは,ネットワークログイン・パスワードと 共有資源パスワードの違いに起因するもので,システムの動作に深刻な障害を与える場合があります. そのような残存の接続を見出した場合には,NET USE コマンドを用いて,切断するように心掛けて下さい. その切断には,NET USE コマンドで,残存接続に対して /SAVEPW:NO に設定し個々のパスワードを使って一旦すべて接続し, その後,まとめて切断して下さい. その他,Windowsホルダ内の .PWL ファイル(パスワードリストファイル)を別ディレクトリへ移動後, 再起動する方法もありますが,自分のパスワードも読み込めなくなるので,注意を要します.
MPREXE.EXEについて
 ネットワーク関係の重要なプログラムで,通常,ネットワークの使用できる環境では常時立ち上がっています. しかし,正常に動作している場合は,[CTRL]+{ALT]+{DEL]の画面にMPREXE.EXEが表示されません. ただし,異常な状態の場合には,[CTRL]+{ALT]+{DEL]の画面にMPREXE.EXE[応答なし]と表示されることがあります. この原因として,
1.パスワードファイルが破損している(字数制限を越えた場合を含む).
2.共有資源への接続が,物理的に接続していないのに,残存した状態でMPREXE.EXEが停止している.
3.ネットワークをユーザーレベルのアクセス制御にして,ユーザプロファイルを使用している.
4.ネットワーク関係のドライバーや機器が壊れている.
5.ユーザ名に予約語を利用している(AUX,CON,PRN,COM1,LPT1 など).
6.共有資源側のコンピュータ名,コメントなどが字数制限を越えて変更された.
などが考えられます.ネット障害が出た場合には,上記を読んで対処すれば解決できることがあります.
その他,ネットワーク関係のシステム障害については, それぞれWin95 Win98,WinMEWin2000をご覧下さい.

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