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2008年5月 9日 (金)

千駄木庵日乗五月八日

午前は父母のお世話。訪問看護師の方と共なり。

午後は、これまで時間的余裕がなく見る事が出来なかった映画『靖国 YASUKUNI』(李纓監督)のDVDを観る。率直に言って、この映画は明らかに反日映画であり、反靖国神社の映画である。いやそんな甘いものではない。昭和天皇を冒瀆し奉る実に悪質なる映画である。天皇を祭祀主と仰ぐ真の信仰共同体国家日本を破壊せんとする映画である。

昭和天皇・靖国神社および参拝者・日本刀・捏造され「日本軍の日本刀による処刑の場面」・八月十五日の靖国神社の集会・台湾先住民と称する人々の靖国神社に対する抗議の場面・年老いた刀匠の方の話などをつぎはぎして、①日本軍は日本刀を用いて残虐行為を行った。②靖国神社はそういう日本刀を御神体とする神社である。③靖国神社を護持する人々は靖国神社に批判的な行動をする人々を暴力を用いて排除する。④昭和天皇はそうしたことの「象徴的存在」である。ということを描きだしているのである。

このような映画に文化庁所管の日本芸術文化振興会が750万円の公的助成金を出すべきではなかった。即刻返還を求めるべきである。稲田朋美衆議院議員たちの行動も心ある人々の抗議活動も正しいし当然の行為である。それを言論の自由の圧迫だなどと言う方がおかしい。そういうことを主張する者たちこそ、正当な政治活動や表現活動を圧迫する者たちである。

午後五時より、赤坂の乃木会館にて、「維新公論会議」開催。

登壇者の印象に残った発言は次の通り。

大原康男国学院大学教授「次世代の人々に靖国神社そして英霊への慰霊顕彰についてどう伝えて行くかが大切。」

宮本雅史氏(新聞記者)「映画『ヤスクニ』の映画ができた背景には、日本人が一枚岩でないことが一つの原因である。特攻隊の遺書を一人でも多くの人に読んでもらいたい。」

犬塚哲爾氏「目に見えぬものを信じるということは近代合理主義では説明できない。自分と英霊がどう向かい合うかが大事。」

 

前靖国神社宮司湯澤貞先生におうかがいしたところによると、靖国神社の御神体である「神鏡」と「神剣」は、宮司も拝見したことはないとのことであった。それほど神聖なるものなのである。御神体としての「神剣」は神の命のこもった依代である。

帰途、愛媛県から参加された同志の方と久しぶりに懇談。

帰宅後は原稿執筆。

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