資源エネルギー庁が30日発表した石油統計速報によると、4月の国内ガソリン販売量は576万キロリットルで前年同月比17.3%増加した。暫定税率の一時的な期限切れによる値下がりで特需が発生し、4月単月として過去最高の販売量となった。
4月前半はガソリンの税負担が1リットルあたり約25円減り、店頭価格が下落。割安感がでたことで、販売量が急増した。月末には暫定税率復活を見据えた駆け込み需要も発生した。
5月は暫定税率復活と原油価格高騰で店頭価格が上昇している。4月の販売増加は一時的で、5月は再び前年割れとなる公算が大きい。(30日 20:07)