4月の1世帯(2人以上)当たりのガソリン消費量は54.552リットル(6896円)で、調査を開始した77年1月以来最高となった。総務省が30日発表した家計調査で明らかになった。前月の42.751リットル(6257円)、昨年同月の43.922リットル(5489円)を10リットルあまり上回った。
3月末に揮発油(ガソリン)税など道路特定財源の暫定税率(ガソリン1リットル当たり25.1円)が期限切れとなるのを控え、消費者がガソリンを買い控えたことに加え、5月1日の暫定税率復活を前に買いだめに走ったことが裏付けられた。これまでの最高は03年8月の53.484リットル。
一方、ガソリン1リットル当たりの平均価格は3月の146.36円に対し、4月は126.42円と20円近く下落した。【川口雅浩】
毎日新聞 2008年5月30日 19時02分(最終更新 5月30日 22時50分)