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川崎市の人口過密化が顕著に/東京都区部、大阪市に次ぎ
- 社会
- 2008/05/27
川崎市の昼間人口密度が全国の政令市を含む十五大都市中の三位になり、過密化が顕著になっている。同市が二〇〇五年度の国勢調査を元にまとめた統計データで二十七日、分かった。特にJR川崎駅周辺が”超過密”状態で、トップの川崎区砂子一丁目は、昼間人口を区域に等間隔に立たせた場合の距離を示す「接近度」はわずか三・三メートルとなった。
市域面積と昼間人口から算出した昼間人口密度は一平方キロメートル当たり七千九百九十七人で、東京都区部、大阪市に次ぐ過密ぶり。前回調査(二〇〇〇年度)の四位から名古屋市を抜いて浮上した。
接近度は東京都区部(八・〇メートル)は前回と同じで大阪市(八・五メートル)は〇・一メートル伸びたが、川崎市の接近度は市域全体でも一二・〇メートルと前回(一二・三メートル)より過密化した。
「大都市の中でも川崎市は山林・原野が少なく、もともと過密傾向。データは防災や町づくりなど各種施策のベースになるもの」と同市総合企画局統計情報課は話している。
区別の接近度のトップは中原区と幸区で九・五メートル。今回初めてまとめた町丁別の接近度ランキングでは、わずか五百平方メートルの区域に昼間人口五千七百四十六人が集まる砂子一丁目が一位で接近度は三・三メートル。以下、【2】駅前本町三・六メートル【3】砂子二丁目三・八メートル【4】東田町四・〇メートルと、いずれも川崎駅周辺が上位を占めた。
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