佐賀放送局

2008年6月3日 13時12分更新

病院の民間移譲 公募を開始


市民病院の救急医療の早期再開などを目指し、武雄市は2日から市民病院を移譲する民間病院の公募を始めました。

武雄市は市民病院の医師不足や救急医療の休止などの問題を解決するため、市民病院を民間に移譲する方針を決め、そのために必要な条例の改正作業を行うなど準備を進めていました。
そして2日、武雄市では市のウエブサイトに応募資格や移譲の条件など公募要領を掲載し民間病院の公募を始めました。
公募要領によりますと、▽移譲の時期は平成22年2月で、移譲の条件として▽移譲の決定後救急患者の受け入れを再開できるよう医師を派遣することが上げられています。
また▽現在の診療科と一般病床の数135床を維持すること▽終末期医療の機能を目指し、ほかの医療機関との連携を図ることそれに▽市民病院の職員が勤務を希望している場合、全員を採用することなどが条件になっています。
武雄市では今月5日に現地案内も実施する予定です。
募集は6月16日までで、武雄市では今月下旬には移譲先を選考して早急に医師の派遣を受けたいとしています。