佐賀放送局

2008年6月3日 13時12分更新

武雄市民病院 医師2人退職


医師の不足から救急患者の受け入れを休止している武雄市民病院で医師がさらに2人退職し内科の診療が縮小されることになりました。

武雄市民病院ではことし4月から12人いた医師が9人に減ったため救急患者の受け入れや午後の外来診察を休止するなど診療体制の大幅に縮小に追い込まれています。武雄市民病院ではさらに2日付けで呼吸器内科の2人の医師が退職しました。
このため病院では月曜日から金曜日まで週5日、行っていた呼吸器内科の診察を3日以降、水曜日の1日だけにすることにしています。市民病院の呼吸器内科に通っていた62歳の男性は「お世話になった医師が辞めるために別の病院を紹介してもらい、きょうはその病院に行くためにカルテを取りに来た。
入院していたときも長くお世話になったので新しい病院に行くのは不安です」と話していました。
武雄市では医師の派遣を受けている佐賀大学に打診を続ける一方市のウエブサイトを通じて医師の公募を行っていますが、新たに医師を確保できるメドは立っていないと言うことです。
武雄市民病院よりますと、6月末にはさらに2人の医師が退職の意向を示しているということで、7月からはさらに診療体制の縮小に追い込まれる見込みです。