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2008-05-29

暗算。数字が色と模様で頭に浮かぶという夫

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http://komachi.yomiuri.co.jp/t/2008/0523/185122.htm?g=08

2008年5月23日 13:46

駄トピです。


私の夫は暗算が異常に早く正確です。

例えばスーパーで買い物をしていて、1キロ幾らのキャベツを1個計って、何百何十何グラムだから幾ら、っていうのが瞬時に出てきます。


一体どうやるの?と聞いたら、

「数字が、色と模様になって画像として見える」

とのこと。

意識して計算していなくて、この数字はこの色でこの模様、というのがあって、その色と模様の組み合わせを数字に直すと、答えの数字なのだそう。


羨ましいですが、わけが解りません。

同じように計算ができる人、いらっしゃいますか?

確かに訳がわかりません。

以下、これの訳が分かった発言小町の皆さんのレス。


〔できません〕

タイトルの通り,そのような計算はできませんが,ご主人の数字に対する感覚は「共感覚」という現象かもしれませんね.


共感覚−wikipedia

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%B1%E6%84%9F%E8%A6%9A

〔便利!〕

それは共感覚、というものですね。

私は数字というか数が紐のように羅列されています。

まっすぐじゃなくて特定の数からぐるっとカーブを描いていたりするのですが

例えば2つに分けるとかの場合、この紐を真ん中から折るとそこの数字が分けた数値・・

うあー(汗)説明がしにくいですがそんな感じです(笑

この投稿をされた方は「にゃん」さん。

〔以前〕

NHKでそういう方の特集をしていて、本になってますよ。

「ぼくには数字が風景に見える」という本です。

読んでみると少しは理解できるかもしれません。本当はテレビ見たほうが分かりやすかったと思いますが・・・。


ちなみにこの方は映画「レインマン」のモデルになった人と同じサヴァン症候群という病気だそうで、暗算が得意な他に、全く勉強していない外国語も一度で覚えてしまうので、1週間くらいでペラペラになってしまうそうですよ。

Daniel Tammet〕

数年前にディスカヴァリーチャンネルで放送された番組がありました。

タイトルに挙げた英国の男性は、数字(数学)についてGeniusを超えSavantと呼ばれています。

この人物が、まさしく同じような事を述べていました。数字が色つきのイメージで瞬時に浮かぶそうです。ある数字に至っては、光輝くのだそうです。


私も暗算は速いほうです。

私の場合は、そろばんの玉と数字が同時に浮かぶみたいな...。どちらもはっきりとはイメージ出来ないし、計算のプロセスもスキップしているのですが、答えが見えます。

〔よくあることでは?〕

私は数学が苦手ですが、小さい頃算盤をしていた為、暗算は出来ました。

言われていたキャベツ○グラムだからいくら、位はすぐ出ます。

そして、それは色と映像つきです。

大抵は算盤の映像が出てきて、色つきで絵が動きます。


でもそのうち、算盤の映像が好きな形になりました。

例えばビー玉だったり、チョコレートだったり。

それが色つきでポンポンと動いて計算してました。

すでに算盤ではなくて、絵とか色が動いている様に見えてました。


たとえば、台湾の屋台なんかに行くと、すごいですよ。

唐辛子はグラムいくら、野菜はいくら、というのを、

5,6種類いっぺんに頼んでも計算は一瞬でやってくれます。

聞いてみると、誰も数字をはじいているのではなく、

唐辛子や野菜が動くそうです(笑)。


そういう感覚ですから、日本人だけでなく、

人間ってそういう風にも計算出来るんでしょうね。

根本的な部分がさっぱり分かりませんが、なんかすごい。

同じ「共感覚」をお持ちなのに、中には計算が苦手な方も。

〔数字は色つきです〜!〕

は、初めてお会いしました(涙)

皆様のレスを拝見させて頂いて更にびっくり!

トピ主様、良いトピありがとうございます。


えーー、私はちょっと、いやかなり横気味で申し訳ないんですが、数字は色つきで認識されてますけど計算は全く得意じゃありません。。。(すみません)


が、数字の暗記は異常に得意で、メーカー勤務時代は13桁の商品JANコードを何百品目と記憶していて「歩くJANコード表」と呼ばれていました。その数字達はすべて色つきで頭にインプットされます。

商品自体の色が黄色のものでも品番によっては青系の色で認識していたりします(変)。

電話番号も一発でほぼ暗記です。


でも、数字を暗記できても今の生活には何のメリットも無く、計算が早いご主人さまが心から羨ましいです(涙)。

何だかトピずれなコメントでごめんなさい。

ここでトピ主さんのレス。

皆さん、ありがとうございます。

「共感覚」と名前までついている、よく知られている現象だったのですね!

教えてくださったページも熟読しました。


夫はオーストラリア人で、日本語はできないのですが、にゃんさんが見えるものを説明したら、「それが一番僕のと似ている!」と驚いていました。

にゃんさんにお会いしたいそうです(笑)。


何人かの方が挙げてくださったTAMMET氏は、もしかするとテレビで見たことがあったかも知れません。

番組のごく一部しか見られなかったのですが、今まで勉強したことのない言葉(北欧の国だったような)を1週間ぐらい勉強して、その国のテレビに出てその国の言葉で普通にインタビューを受けた...というのをちらっと見ました。別の人物かもしれませんが。


レスを拝見して、

「算盤は、もともと共感覚を訓練するためのものなのでは」

と思いました。

私も算盤塾に行っていたことがありましたが、暗算能力はひどいものです。

でも、塾の子たちの中にも「頭の中に算盤が浮かび、計算できる」という子はけっこういて、憧れましたね。

一般人でも算盤の訓練によって「共感覚」に似た能力を獲得できたりするのかも。台湾の屋台の人たちのお話を聞くと、そんな気がします。


夫は、計算にしかこの能力は使えないようで、外国語は全然だめです。

(日本人妻がいるのに、日本語もできない)

ただ、大学で「評価測定不可能」と言われた程の弁論能力があり、死後はその大学に脳を提供する約束をしています。


一方、単語と単語の間のスペースを認識できず、どこからどこまでが1単語か考えないとわからない、という障害があり、子供時代は落ちこぼれだったそうです。

成長につれ、読むスピードは徐々に上がりましたが、現在でも、かなり遅いです。

何でも読むのが遅いせいでテストなども時間内にできず、15歳で学校を辞めてしまい、それ以降ずっと技術系の仕事をしていましたが、30歳のときに急に思い立って大学に入りました。(その頃には、単語間のスペースが認識できなくても、大学入学の資格を取れるぐらいに読むスピードが上がっていた)


今までの仕事と全然関係のない法学を勉強し、数年前に卒業、弁護士になりました。

最初に「弁護士になりたい」と言い出したときは、何事かと思いましたが。


大学では、障害を考慮して、試験の時間を延長したりしてくれていました。

小学校、中学校でも障害のことが知られていれば、そのまま進学できたのかも知れないですね。

「単語間のスペースを認識できない」という障害と、暗算の「共感覚」と、ずば抜けた弁論能力と、関連があるのかな、と今、考えています。


もし他にも「共感覚」のある方や、なにかご存知の方がいたら、教えてください。

宜しくお願いします。

旦那さんすごすぎる。

以下、一部タイムラグがありつつ、皆さんのレス。

〔共感覚では?〕

ご主人のものは、共感覚だと思います。

そういう方、結構多いようですよ。


私は、算数や数学で「計算」をしたことがありません。

私は知識として「計算」とはどういうものか知っていますが、

感覚としての「計算」は全くわかりません。

頭の中で計算をする、もしくは途中式を書いて計算するというのができないのです。

おかげさまで、中学高校の「途中式を書かないと0点」という試験方式には泣かされました。


途中式がわからないのです。

連立方程式でも、微分積分でも、ただの四則計算でも、見た瞬間にわかるのは

答えだけです。ご主人のように色などがつくわけではありません。

頭の中に数字が浮かぶわけではなく、計算なんて過程もありません。

10桁ほどの計算くらいしか日常しませんが、それらに「計算」を必要としたことは皆無です。

なので、途中式を求められると困るのです。それらを飛ばして解答を出しているので、

私の中であるのは「解答」だけなのです。

10桁程度の四則の暗算であれば1秒かからないです。言葉に出したり書く時間の方がよほど長い。

ご主人は共感覚、私のはなんだろう?不思議です。

〔羨ましい〕

数字の共感覚はかなり珍しいですが、音と色が対応する共感覚は結構な割合で

子供に発生します。でも、成長するにつれ無くなってしまうのがほとんどです。

ご主人の特殊な能力、大切になさってください。

〔メジャーになりましたねえ〕

トピ主さんのご主人のように、計算がすごく得意というわけではありませんが、私も共感覚をもっています。

私の場合、0〜9のそれぞれの数字に決まった色がついています。学生時代は、歴史の年号とか覚えるの、すごく得意でした。


この感覚について初めて意識したのは、今から十数年前の中学生の時でしたが、家族にこの事を話しても取り合ってもらえず、それ以来誰にも話すことはありませんでした。

他にも紹介されている方がいらっしゃいましたが、数年前に「ねこは青、子ねこは黄緑」を偶然読んで、これだ・・・!と興奮したのを覚えています。

最近では、TVや新聞などでも共感覚が紹介されていますし、何より小町のトピにあがるくらいメジャーになったんだなぁと思うと、何だか感慨深いですね。


最近の研究では、共感覚者は意外に多いらしい(一説では数千人に一人)とも言われているそうです。

生まれつき普通にある感覚なので特殊とは思わず、誰にもこのことを話さない、「隠れ共感覚者」が結構いるんじゃないかなぁと思っています。(私もそうだったように)

実際、私も共感覚者!とレスされてる方が何人もいらっしゃいますもんね。

そうなんだ!そういった特殊能力が一切ないのであこがれる。

〔単語間のスペースが認識できない〕

私は専門でないのですが、’単語間のスペースが認識できない’というのはディスレキシアという障害なのではないでしょうか?

単語間のスペースが認識できないとか、行間が波打ってみえるため文章を読むのに困難を要する。なぜか男性に多い症状、、、ということですよね。


英語圏でディスレキシアはここ30年くらいでよく研究されて、早期発見と専門の指導者による指導で障害を持つ子供達が確実に学習できるようになります。

私の夫は弁護士で、地元の大学で講義もしていますが、ディスレキシアの生徒も何人いかいて、試験時間の延長などの措置がある以外は他の生徒と同じとのこと。


私は英語圏に住んで20年になりますが、地元の病院の看護師長をしている近所のご夫人は「私はディスレキシアだから子供時分たいへんだったわ〜〜」とか、ママ友が「今日は息子をディスレキシアの音読教室に連れて行かなければならなの〜〜」と言う会話があるくらい一般的は障害です。

だからそれ以前に学校教育を受けていた世代は’怠け者’とか’勉強が出来ない’などとレッテルを貼られて辛い思いをしているんですよね。

この他、共感覚を理解するお勧め書籍についてのレス等もつきます。

ここでトピ主さんのレス。

トピ主です。ありがとうございます。

同じような方が、こんなにいらっしゃるとは!

しかも、うちの夫と同じように「共感覚」というものだと初めて知った方もいて、トピを建てて良かったと思います。


前回のレスで「にゃんさんが見えるものに一番似ている」と書きましたが、

夫の場合、数字に色が付いて見えるのではなく、模様と色が各数字を表すのだそうです。(7が黄色い三角だったら、49がオレンジのうずまきとか)

そういうものが綿々と紐のように続いていて、曲げたところが計算の答えで、

そこにある色と模様を数字に直す、と。


文型人間さん(注:「途中式がわからないのです」とレスをされた方)と同じく、途中式はわからないそうです。

紐を曲げる→答えがわかる

なので「何で紐を曲げたところが答えなのかは、わからない」とのこと。


そして、計算の答えはわかるが、数字の暗記は別に得意ではないようです。

(車の、車種と○年型、とか異様に記憶していますが、車好きの男の人にはそれは多いようなので、それは「共感覚」とは関係ないかな。笑)

マンゴーのいた場所」、「ねこは青、子ねこは黄緑」

ぜひ読んでみたいと思います。


>ただ紹介されていたそういう能力を持った人たちの多くは、トピ主さんのご主人のように、小学校レベルでなんだかのつまずきがあるケースが多いとか。

というのを読んで、やっぱりというか、なるほどと思ってしまいました。

使いこなすのが難しい能力なのかな、とか...。


そして、夫の障害はおっしゃるとおりディスレクシアと呼ばれています。

単語の間が読めないと、

にほんごでいったらぜんぶひらがなでかかれたぶんしょうをえんえんとよんでいるじょうたいににているかもしれませんね。

(こんな感じ?)


前に「日本人妻がいるのに日本語ができない」と悪口を書いてしまいましたが、この状態で外国語の勉強なんて無理!というのもわかります。

補足の情報、ありがとうございました。

前のレスで、「Tammet氏の番組の一部を見たことあるかも」と書きましたが、やっぱりその人物だったのですね。

アイスランド語を短期間で覚えて...というところから見たのでした。

細身の、柔和な感じの男性でしたよね。


インターネットで、番組ごと見られるでしょうか...調べて見ます。

そんなに似ているなら、夫にぜひ見せたいです。

ちなみに、こんな経験を持つ方もおられるようです。

〔これはどうだろう?〕

私の体験聞いてください!

共感覚とは違うかも知れないけど、他人に話すと驚かれるんです。


高校時代ですが、数学が大得意だったんです。

テストはほとんど満点でした。


そのテストなんですが、60分程のテストですと、だいたい20分程度で全て解けてしまうので、終了までの時間はずっと計算間違いが無いか見直すんです。

この見直しの方法なんですが、答案用紙をまるで風景画のようにただ漠然と眺めるだけっていう方法でした。


眺めていると、間違っているところが勝手にクローズアップされるんです。

まるで3D画像のように答案用紙から飛び出してくるように見えるんです。

この能力のおかげで、改めて計算をすることはほとんどありませんでした。


しかし、残念なことに大学受験が終了したら、この感覚もなくなってしまいました。

今は、脳が活性化(?)されていたのではと思っています。

トピ主さまのご主人とは違いますが、ちょっと不思議な数字(数式)体験なので、レスしてしまいました。

ごめんなさい。

共感覚とかゆう以前に、この人はニュータイプなんではないかと思います。