2600人の情報流出 東北電子専門学校仙台市青葉区の学校法人「日本コンピュータ学園」が運営する「東北電子専門学校」(佐藤公一校長)で、在校生と卒業生合わせて約2600人分の個人情報がインターネット上に流出していたことが2日、分かった。同校は、教員が情報を持ち帰って自宅のパソコンで作業した際、ファイル交換ソフト「ウィニー」を介して流出したと説明している。同校によると、流出したのは、全在校生1878人の氏名と4月の出欠状況、卒業生652人の氏名、情報処理技術者試験の合否と点数、さらに在校生と卒業生計140人のメールアドレスなどだった。 情報技術担当の男性教員が学内規則に反して複数回、情報をUSBメモリーに入れて持ち帰ったことが原因。教員のパソコンはウイルスに感染していた。流出時期は不明だが、学校側は5月19日に流出を確認した。 同校は2日、緊急の説明会を開き、佐藤校長が在校生に事実関係を説明、陳謝した。卒業生については近く謝罪文書を発送する。 問題は5月24日午後、同校に匿名のファクスが送られてきたことで発覚。これまでに2次被害は報告されていないという。佐藤校長は「情報技術の専門学校が、このような事態を引き起こし、情けなく思っている。関係者に迷惑と心配をかけたことをおわびする。2次被害の拡大を防ぐため、発生後の説明が遅くなった」と話した。
2008年06月03日火曜日
|