産婦人科医が不足している県立南会津病院(南会津町)に対し、竹田綜合病院(会津若松市)が今月から週1回、産婦人科医を派遣する。第3週は会津中央病院(同)が派遣する。既に「小野木クリニック」(同)が産婦人科医1人を週1回派遣しており、妊婦検診など週2回の診療体制が整う。
南会津病院では産婦人科医2人が3月末で退職し、厚生労働省の「緊急臨時的医師派遣システム」事業に基づき、防衛医大が4月、産婦人科医の研修医1人を竹田綜合病院に派遣した。県と竹田綜合病院が調整した結果、竹田綜合病院からは第1、2、4週の木曜日に、会津中央病院から第3木曜日にそれぞれ派遣することが決まった。週2回の診療体制は今年度末まで継続される予定。【西嶋正法】
毎日新聞 2008年6月3日 地方版