少年法改正考える 仙台「DJ保護司」講演会
大沼さんは東北少年院(仙台市若林区)と青葉女子学園(同)、青森少年院(青森県平内町)で流す音楽リクエスト番組を制作し、DJも担当。「誰も面会に来てくれない少年の存在を知り、何かしてあげたいと思って始めた。法が変わったとしても、人間の心を変えるのは人間だと思う」と訴えた。 少年事件に取り組む弁護士との対談も行われ、大沼さんは少年審判の被害者傍聴について「審判までの時間が短すぎ、少年は罪を自分の中で消化できない。そうした少年の言葉は、逆に被害者を傷つけてしまうのではないか」と指摘した。 少年法改正案は政府が今国会に提出し、3日に衆院を通過する見込み。日弁連は改正に反対している。
2008年06月03日火曜日
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