2008年 6月 2日 |
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香川県の医療機関で採血用の器具を使い回し
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感染の恐れがあるため、使い回しが禁じられている採血用の器具が香川県内の4つの医療機関で使い回しされていたことが明らかになりました。延べ約1000人に使われていたと見られています。香川県の発表によりますと県内の4つの医療機関が、血糖値の測定に使う採血用の器具に針を装着するキャップをアルコール消毒して、延べ約1000人に使い回ししていました。このキャップは血液の付着により、感染の恐れがあることから、国からの通知で、使い回しが禁じられていました。これまでのところ、健康被害の報告はなく、針自体の使い回しの報告もないということです。4つの医療機関はいずれも針だけ交換すれば良いと勘違いしていたということです。県は今月20日までに調査結果をまとめ、国に報告することにしています。先月、島根県や広島県などの医療機関でも、採血用の器具の使い回しが発覚し、問題になっていました。
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ガソリン値上げ、過去最高値に
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岡山市内にある多くのガソリンスタンドが2日、値上げに踏み切りました。レギュラーガソリンは1リットルあたり170円を超え過去最高値となっています。今回の値上げ幅は10円以上と大幅なもので、岡山市ではレギュラーガソリンが1リットルあたり170円から174円と、過去最高値を記録しています。今回の値上げは、原油価格の急騰を背景に石油元売各社が相次いで、卸値の値上げに踏み切ったのを受けて行ったものです。岡山県石油商業組合によりますと県内のガソリンスタンドでは暫定税率が先月、復活したことで、販売量が4月に比べて約2割減少したという事です。今後、経営が厳しくなるガソリンスタンドも出てくるのではないかと危機感を募らせています。
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石井知事が岡山県の財政危機宣言
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岡山県がまとめた中長期財政試算で、さ来年度から財政再生団体へ転落する可能性が出てきました。石井知事が2日、財政危機宣言を行いました。石井知事は、緊急に開いた行政改革推進本部会議でこのように述べ、財政構造の抜本的な改革を求めました。岡山県がまとめた中長期財政試算では、国の三位一体改革の影響などで、このままでは、さ来年度の決算では赤字が約300億円に上り、財政再生団体に転落する可能性が出てきています。再生団体になると県単独の事業ができなくなる恐れがあります。県では3日、財政構造改革のための部局横断的なプロジェクトチームを立ち上げ、あらゆる事業の見直しなどを行うことにしています。一方、県議会は2日の議会運営委員会で、6月議会の初日に全員協議会を開き、石井知事から中長期財政試算について説明を求めることを決めました。
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渋川海水浴場水質調査
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海水浴シーズンを前に、2日、玉野市の海水浴場で水質調査が行われました。渋川海水浴場では、玉野市が委託した業者の2人が海岸から100メートルほど沖合いまで船を出し、調査を行いました。担当者がロープのついた白い円盤を海に沈め、海水の透明度を調べました。調査の結果、透明度は5メートルと基準値を大きく上まわり、油膜も見つからなかったということです。この調査は、県内15ヵ所の海水浴場で行われていて、詳しい調査結果は、今月下旬に発表されるということです。渋川海水浴場は去年、岡山県内でもっとも多い約25万人が訪れていて、今年は今月29日に海開きが行われます。
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岡山の金融機関がATMの相互開放
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岡山の銀行や信用金庫などの利用者が、自分の取引する金融機関以外のATMを無料で利用できるサービスが2日から始まりました。このサービスは岡山県に本店を置く銀行、信用金庫、信用組合の合わせて11の金融機関のATMで、キャッシュカードによる取引を相互に開放するものです。これまで、キャシュカードによる現金引き出しの際には取引する金融機関以外では105円の利用手数料がかかっていましたが、これからは提携11の金融機関、およそ1300台のATMを無料で利用できます。無料となるのはほとんどの金融機関で平日の午前8時45分から午後6時までで、それ以外の時間帯は引き続き手数料がかかるということです。
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政務調査費透明化に向けて検討委設置
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県議会議員に報酬とは別に支給されている「政務調査費」の透明化に向けた検討委員会が2日、岡山県議会に設置されました。2日開かれた岡山県議会の議会運営委員会で決まったものです。政務調査費検討委員会は議運委員長の諮問機関として設置され、政務調査費の透明化に向けて実施時期や方法について話し合います。政務調査費は調査研究費として報酬とは別に設けられているもので岡山県議会議員には1人あたり年間420万円が支払われています。地方自治法では議長に収支報告書の提出を求めているだけで、領収書の添付や公開については定めていません。しかし、不透明な支出が大きな問題となる中39の道府県が領収書の添付と公開を義務づけていて、非公開は岡山県議会を含めた一部に止まっています。
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岡山市の家庭ゴミ有料化、来年2月に延期へ
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家庭ゴミ処理の有料化が一歩後退です。岡山市は、有料化の時期を今年12月から来年2月に延期する考えを示しました。これは、2日開かれた岡山市議会の委員会で明らかにされたものです。繁定環境局長は、「年末は普段の月と比べてゴミの量が多く、市民の間で混乱が生じる恐れがある」と述べ、ゴミ処理有料化の時期を、当初計画の12月から来年2月に延期したい考えを示しました。この計画は、ゴミ減量化を図るため、市民に1枚10円から50円の指定ゴミ袋の使用を義務付けるものです。市がこれまでに開いた説明会で、市民からは、不法投棄増加への懸念や、ゴミ袋の価格が高すぎるなどと言った声が多く寄せられているものの、ゴミ減量化へ向けた取り組みの必要性には、理解が示されているということです。
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コープかがわでレジ袋のレジ精算始まる
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スーパーなどのレジ袋の使用を減らす試みとして、高松市のコープかがわが、有料レジ袋の代金をレジで精算する方式を実験的に導入しました。レジ精算方式が導入されたのは、高松市木太町のコープ中央インター店です。コープかがわでは、レジ袋の減量化策として2000年から県内の16店舗で、レジ袋の有料化に踏み切りレジ袋が必要な客が1枚につき3円の代金を自主的に箱に入れる方式で、マイバッグ持参運動を推進しています。そして16店舗の中でも特に、コープ中央インター店の、バッグ持参率が高く、70%を超えていることから代金箱方式に変えて、他の商品と一緒にレジで支払ってもらうレジ精算方式の実験導入を決めたものです。コープかがわでは、利用客の反応などを確かめながら、将来は全ての店舗でレジ精算方式に移行するとともにバッグ持参率をさらにアップさせて、レジ袋の減量化を進めていきたいと話しています。
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瀬戸大橋転落事故で業者ら書類送検
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今年4月、坂出市の瀬戸大橋で塗装作業していた少年が海に落ちて死亡した事故で、坂出労働基準監督署は2日、作業を請け負っていた業者と現場責任者を書類送検しました。労働基準法違反の疑いで書類送検されたのは徳島県鳴門市の塗装工事業者・シンコウと27歳の現場責任者の男性です。この事故は今年4月1日午前、坂出市与島沖の北備讃瀬戸大橋で、坂野健治さん(当時16)が塗装作業中、誤って約50メートル下の海に落ちて死亡したものです。労働基準法では18歳未満の少年が高さ5メートル以上の墜落の恐れがある場所で働くことを禁止していますが、この現場では、坂野さんら2人が18歳未満でした。
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岡山市で中村昭夫さんの写真展
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半世紀にわたり、岡山の風景を写し続け、今年2月に亡くなった写真家、故・中村昭夫さんをしのぶ作品展が岡山市で開かれています。中村昭夫さんは半世紀にわたって、岡山の自然風景を撮り続けてきました。2005年にはその功績が認められ、岡山県三木記念賞を受賞しました。会場には去年2月に、75歳で亡くなった中村さんの作品、約70点が展示されています。12年前に発行された中村さんの写真集、「ふるさと讃歌」におさめられた写真は、岡山市の神道山から見える日の出や、瀬戸内海を照らす月など最も美しい瞬間をとらえた作品です。この写真展は今月30日まで、岡山市の黒住教宝物館で開かれています。
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