ここから本文です。現在の位置は トップ > 地域ニュース > 福岡 > 記事です。

福岡

文字サイズ変更
ブックマーク
Yahoo!ブックマークに登録
はてなブックマークに登録
Buzzurlブックマークに登録
livedoor Clipに登録
この記事を印刷
印刷

福岡法務局:いじめなどの相談急増 きょうから人権問題など臨時に応対 /福岡

 ◇県内78カ所で

 いじめや児童虐待に関する電話や手紙による福岡法務局への相談が07年だけで約1000件にのぼった。電話相談だけでも06年の2倍近くになっている。6月1日の「人権擁護委員の日」に合わせ、子供の人権や夫婦間の暴力などさまざまな問題に関する臨時相談所を30日から3日まで県内78カ所で開く。

 子供に関する相談件数が増加した理由について福岡法務局は、いじめによる自殺が全国で相次ぎ、昨年2月に料金後払いの手紙を県内の全小学生と中学生に学校を通じて配ったこと。電話相談を無料化し、親や子供から連絡がしやすくなったことがあるとしている。

 電話による相談は06年に、いじめ63件を含む計294件だったのが、07年には計523件になった。また配った手紙の返信は約470通あったという。同局は「他人や親などに話せない子供と、電話や手紙のやりとりを続けているケースもある。相談件数よりも実際に悩んでいる子供は多いのではないか。気軽に相談をしてほしい」と話している。

 臨時相談所は擁護委員が相談に応じる。問い合わせは福岡県人権擁護委員連合会092・721・4701。【反田昌平】

〔福岡都市圏版〕

毎日新聞 2008年5月30日 地方版

福岡 アーカイブ一覧

 
郷土料理百選

おすすめ情報