2008.06.02 Web posted at:  16:51  JST Updated - AP
USA

イラクからの帰省中に撃たれた海兵隊員が死亡 オハイオ

写真
クラッチフィールドさんの棺を運ぶ海兵隊員

オハイオ州クリーブランド(AP) 駐留先のイラクから当地への一時帰国中に強盗犯による銃撃を受け、重傷を負っていた海兵隊員が、4カ月半にわたる入院治療の末、病院で死亡した。同事件では市内の19歳と20歳の男が起訴され、検察は死刑求刑を検討している。

ロバート・クラッチフィールド元兵長(21)は、30日間の休暇で帰省していた今年1月5日、交際相手の女性とバス停にいたところを2人組の強盗に襲われた。

親族の話によると、クラッチフィールドさんは「休暇中の海兵隊員は大金を持っていると思われ、犯罪の標的になりやすい」という上官からの忠告に従い、現金8ドルと軍の身分証明書、銀行のカードだけを持って出かけた。2人組はクラッチフィールドさんのポケットをくまなく探した揚げ句、「海兵隊員のくせに金を持っていないのでは生きている価値がない」などと言い放ち、銃でクラッチフィールドさんの首を撃ったとされる。

クラッチフィールドさんは酸素吸入や栄養チューブによる処置を受けて入院していたが、5月10日ごろ感染症を併発し、同18日に死亡した。

クラッチフィールドさんは中学卒業後、クリーブランド市街の高校に入学したが、「校内が荒れている」との理由で転校を希望。2年生からは祖母、叔母宅から郊外の別の高校に通い、05年の卒業と同時に、自らの希望で海兵隊に入隊した。同校関係者らによると、クラッチフィールドさんは品行方正で愛想が良く、コンピューター設計の教科が得意だったという。

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