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噂の現場

そんなのアリ!?元市長の土地の産廃を市が公費で処理

2008年6月1日放送 
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現場は埼玉県越谷市の北部、西大袋で市が進めている区画整理事業の一角。ここの土地から出たビニールや古紙などの産業廃棄物を市が処理(費用は約1億5000万円)したのだが、土地の所有者が元市長とその家族と分かり「公費で産廃を処理するとは何事だ」との批判が続出。市民が監査請求を起こし大問題に発展しているのだ。

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元市長の土地には産廃が埋まっていたのだが、区画整理の仮換地によって元市長は新たな土地を取得した。産廃が埋まっていた土地は別人の所有となった。さらに元市長の長男が所有していた土地からも産廃が出たのだが、長男も仮換地によって新たに別の土地となった。
この区画整理事業が決まったのは1996年(平成8年)なのだが当時、元市長は現役の市長だった。このことから、一部の住民からは「私的な利益誘導ではないか」との声も上がっている。

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元市長と長男が所有していた土地の産廃をなぜ市が処理したのだろうか。市は「区画整理で出た産廃の処理は掘り起こした人、つまり事業者が行うように埼玉県から指導を受けている」という。
では、元市長はどうのように考えているのか聞くと「あれは父親が所有していた土地。産廃が埋まっているという認識はなかった」とコメント。
今回の騒動について専門家は「産廃の処理は、排出者つまり捨てた人の責任だ」という。
しかし、越谷市は「元市長に処理費用を請求していない。今後については監査請求が出されているので答えられない」という。
住民監査請求の結果が気になるところだが、出るまでにはもう暫らく時間がかかるようだ。