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 平成18年5月3日訪問

赤城温泉 御宿総本家
住 所 群馬県前橋市苗ケ島町2034 Tel:027-283-3012
アクセス 関越道 高崎ICから約30km
公式サイト http://souhonke.info/
日帰り入浴時間 お問い合わせしてください
定休日 無休
料 金 大人500円
泉 質 源泉名:赤城温泉 新島の湯
泉質:カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩温泉(中性低張性高温泉)
源泉温度 43.2度  ph 6.5
ナトリウムイオン242mg/kg、カルシウムイオン246mg/kg、塩素イオン247mg/kg、硫酸イオン172mg/kg、成分総計 3.15g/kg
施 設 内湯1、混浴露天風呂1、備品・ドライヤーあり
 赤城オートキャンプ場から車を走らせ、最初に入った温泉「御宿総本家」。1689年の創業以来変わらぬ素朴な湯宿である。
 赤城温泉は赤城山の山中にある赤城温泉郷のひとつで、ドコモ以外の携帯は圏外である。もっとも下に位置する忠治温泉から、さらに山道を登ったところにある。
 最後の一本道はすれ違いが不可能なほどの狭い道になっており、その行き止まりのこの「御宿総本家」が建っている。
 玄関の引き戸を開け、中に入る。
 「ごめんください」と声を掛けても、誰も出てこない。フロントのところにぺろんと垂れた貼り紙に、「老夫婦がフロントをやってるからすぐに出て行かれない、何度か大声で呼んでください」みたいな断り書きが書いてある。
 どんなに声を張り上げても出てこないときに備えてか、湯銭を置くための壷も用意されてある。
 幸い間もなく年老いた女性が現れ、入浴料500円を支払って中に入れてもらうことができた。
 入ってすぐのところに堂々たる甲冑が置かれ、とても和風で格調高い雰囲気。だが廊下を進んでいくと、アジアン・テイストな置物やアフリカンチックなお面などがびっちりと飾られていて、なんだかとっても怪しげな雰囲気だ。
 バリ島の神様みたいな木彫りの彫像とか、顔がやたら長いアフリカ人っぽいお面とか、とにかくいろんな国の彫刻やお面が揃っている。
 集めたご主人は相当なお面マニアであろう。国籍を問わず「顔」にこだわって集めまくった根性はすごい。
 まあ、中にはこういう↑妙なものもチン列されているが。
 また、昭和の時代には三笠宮殿下夫妻も湯治に来られたようで、華やかなりし頃を告げる写真も飾られていた。
 廊下に所狭しと飾られた民芸品に呆れつつ、浴室に到着した。
 これが脱衣所かと思うような狭い場所で服を脱ぐ。岩が剥き出しなった壁際に、昔懐かしい鏡台が置かれている。あとは埃を被った棚と、一応はきれいな籐カゴがあるばかりだ。
 ここが自家源泉100%のお風呂。
 半円形の小さな湯船に薄茶色のお湯が掛け流しだ。湯船のへりには温泉の析出物が折り重なるように結晶化していた。
 それにしてもこのお風呂、本当に三笠宮ご夫妻が入ったのだろうか。
 いや、当時としては十分リッチな雰囲気だったのだろう。今では壁際の岩場にコケが生え、観葉植物も枯れかけているのだけど。
 お湯は微妙に緑っぽく濁っている。少しきしきしした肌触りで、匂いも味も特になし。
 ぬるめで、炭酸ガスが多く含まれているのだそうだ。なんでも、60年前の雨水が地中に溜まり蓄えられたものが源泉なのだとか。
 誰もいなかったのでゆっくりと楽しんだが、色の他は特に特徴のないお湯で、やや物足りなさが残った。記憶に残っているのはリビングや廊下の飾り物のことばかりだ。
 だが、このあと赤城温泉の他の宿に入ってみてわかったのだが、ここがお湯を薄めていなくて最も良質な温泉だった。
 どうか入口の雰囲気にひるまず、臆せず入ってもらいたい。ただし、露天風呂は混浴で、開けっぴろげな脱衣所つき。昼間に女性が入るのは厳しいんじゃないだろうか。
 この究極の鄙び系が苦手な方は、湯之沢館の方をどうぞ。
   
   
 
 
 

花の宿 湯之沢館
住 所 群馬県前橋市苗ケ島町2027 Tel:027-283-3017
アクセス 関越道 高崎ICから約30km
公式サイト http://www.hananoyado.com/
日帰り入浴時間 11:00〜17:00
定休日 無休
料 金 大人600円 小人400円
泉 質 源泉名:赤城温泉 新島の湯
泉質:カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩温泉(中性低張性高温泉)
源泉温度 43.2度  ph 6.5
ナトリウムイオン242mg/kg、カルシウムイオン246mg/kg、塩素イオン247mg/kg、硫酸イオン172mg/kg、成分総計 3.15g/kg
施 設 内湯2、露天風呂1、備品・ドライヤーあり
 「御宿総本家」を出て、次に「赤城温泉ホテル」に立ち寄ってみることにした。だが、玄関のガラスに「日帰り入浴は3時まで」と書いてあって、門前払いとなってしまった。
 そこで、次に「花の宿 湯之沢館」へ。ここは「総本家」のある道路から長く険しい階段をくだった川沿いにある。わたしは玄関まで降りて行ったものの、なんだか入浴を頼みづらい雰囲気に中に入ることができなかった。
 あとで公式HPを確認してみたら、時間が書いてあって5時までOKだった。しかし、すでに4時を過ぎていたこともあり、わたしは勝手に「入れないに違いない」と判断してしまった。踵を返して長い長い階段を登り、駐車場に停めた車へと戻りかかった。
 が、そこへ、いかにも入浴グッズっぽい手荷物を持った家族連れのグループが、わたしがゼイゼイ喘いで登ってきた階段を下っていった。入浴できることを確信しているかのような雰囲気の家族連れに、わたしは思わず足を止めた。「もしかして入れるのかもしれない」という期待をこめて、わたしは彼らに着いて再び階段を下っていった。
  ロビーでお金を払って、湯ノ沢館の中へ。いくつか浴槽があるとのことなので、まず最初に「天の岩戸洞窟風呂」に行ってみた。
 ロビーのあたりは高級な感じだが、ちょっと奥の方に行くと、古くてチープな造り。「洞窟風呂」の脱衣所なども狭くて古くて、民宿のお風呂並みだ。しかもスイッチがどこにあるかわからず、浴室は真っ暗。これぞホントの洞窟風呂である。
 結局電気はついたが、ただ薄暗いだけの浴室に入る気が起きず、メインの「名月風呂」に向かった。
 これが「名月風呂」。温泉分析表によると、「総本家」とまったく同じ源泉を引いている。
 が、お湯の色は透明な琥珀色で、だいぶ印象が違う。少し薄い気がしたのだが、分析表には「加水していない」と書かれてあった。
 残念なことに、露天風呂はこの時間、男性専用タイム。だれもいなければちょっと撮影だけでもと思ったが、あいにく満杯のようだった。
  
  

 
  
  ■平成18年5月4日訪問

赤城温泉ホテル
住 所 群馬県前橋市苗ヶ島町2031 Tel:027-283-2619
アクセス 関越道 高崎ICから約30km
公式サイト http://ns.myg.or.jp/~akagionsenhotel/home/
日帰り入浴時間 10:00〜15:00
定休日 無休
料 金 大人500円
泉 質 源泉名:赤城温泉 新島の湯
泉質:カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-炭酸水素塩温泉(中性低張性高温泉)
源泉温度 43.2度  ph 6.5
ナトリウムイオン242mg/kg、カルシウムイオン246mg/kg、塩素イオン247mg/kg、硫酸イオン172mg/kg、成分総計 3.15g/kg
施 設 内湯1、露天風呂1、備品・ドライヤーあり
 昨日入れなかったので、翌日リベンジとなった赤城温泉ホテル。赤城温泉郷の中ではおそらく最大規模のホテルだろう。
 玄関前の坂道は非常に急勾配で、降雪や凍結があったときなどはどうするのだろうかと思ってしまった。
 お湯は上の2軒と同じ「新島の湯」源泉。緑がかった茶色いお湯は、ほぼ無味無臭。
 小ぶりの露天風呂、内湯ともに掛け流しだ。
     


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