検索エンジン相関図 2008年6月版です。
検索連動型広告の掲載パートナーや、検索エンジンの主要な提携先等をまとめています。
PC 検索エンジン
主な動き
国内・海外とも検索業界の話題が豊富な5月でした。まず、Yahoo!がサードパーティー向けのオープンサーチプラットフォーム「SearchMonkey」を公開しました。Yahoo! Searchと連携するアプリケーションを開発可能で、サイト運営者から提供されるmicroformatsやRDFなどの構造化データを取り込むことで検索結果をより豊かに表現できます。たとえば、レストランの結果が表示された時にレビューや住所、電話番号、お店の写真を表示したり、映画の結果が表示された時に1クリックでレンタルの手続きができるリンクを用意するといったことが可能です。
一方 Microsoftは買い物をすると一定金額がキャッシュバックされるLive Search Cashbackを公開しました。ベースはJellyfishの技術を使ったショッピング検索エンジンですが、「ユーザーにキャッシュバックされる」点が注目を集めています。
Googleはプレス向けイベント「Factory Tour of Search」を開催し、今後の検索の展望などについて語ったほか、オフィシャルブログにてUdi Manber氏がGoogleの検索品質について長いコメントを掲載しています。
さて、国内はLive Searchがデザインを刷新しました。UIについてかなり研究した模様で、Google似ではありますが、確かに見やすく改善されています。
サイト運営者向けツールでも、Microsoftが英語版ながら日本語サイトもOKな、Live Search Webmaster Centerを公開、続いてYahoo!も米国で2年以上前に公開されていたSite Explorerをようやくローカライズしました。ただし日本仕様向けにカスタマイズされており、米国版よりも扱いやすくなっています。Googleはアドワーズ広告の品質スコアにランディングページの読み込み時間を加味する準備を始めたり、ユニバーサル検索の画像対応を拡大したり、クロスランゲージ検索結果を一部のユーザー向けに表示したりと、検索体験の質を高めるための努力を引き続き行っています。
PC Web検索エンジン相関図
PC ディレクトリ型検索エンジン相関図
PC 検索連動型広告相関図
PC コンテンツ連動型広告相関図
モバイル検索エンジン
モバイル Web検索エンジン(公式検索)相関図
モバイル Web検索エンジン(一般検索)相関図
モバイル ディレクトリ型検索エンジン相関図
モバイル 検索連動型広告相関図
モバイル コンテンツ連動型広告相関図
株式会社アイレップ SEM総合研究所 所長 渡辺隆広