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キヤノン:日田に新会社設立へ、工場の事業主体 生産品目も見直し /大分

 キヤノン(東京都)は29日、日田市西有田(三ノ宮用地)への大分キヤノンマテリアル日田事業所の進出計画を一部見直し、「日田キヤノンマテリアル」(坂下喜一郎社長)を6月に設立、この新会社が工場の事業主体となると発表した。

 キヤノン広報部によると、新会社はキヤノン化成(茨城県つくば市)の100%子会社。パソコン用などのインクカートリッジの需要増に伴い、関連部品の生産体制強化が目的。当初計画していたトナーカートリッジの生産を変更し、ローラーやトナーなどカートリッジ関連の高機能部品に、生産品目を集約する。12月着工、来年9月操業の予定は変わらない。同社は「高機能部品の開発、生産を行うキヤノン化成と連携した方が、効率的な生産体制になる」としている。

 操業開始時は工場、管理各1棟の5万5300平方メートル。従業員は10年末で約500人とし、2期計画完了時(未定)は当初と同じ約1000人の予定。投資額は2期計画完了時に約1000億円(10年末で約400億円)を見込む。

 田中稔三・キヤノン副社長から新会社設立の報告を受けた佐藤陽一日田市長は「メジャーな会社の本社が日田に置かれ、名前に『日田』という冠がかぶされることで、日田のイメージアップ効果は計り知れず、大変ありがたい」と歓迎。「市民税、法人税など税収面でもプラスになるのでは」と期待する。【楢原義則、小畑英介】

毎日新聞 2008年5月30日 地方版

 
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