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核問題:北朝鮮、プルトニウム37キロの生産認める

 31日付米ニューヨーク・タイムズは米政府筋の話として、北朝鮮は米国に提出した1万8000ページに上る核開発プログラム関連資料で、核兵器の原料となるプルトニウム37キロを生産していたことを認めたと報じた。

 これは北朝鮮がこれまで主張していた30キロを上回る量だが、米情報機関が推定していた40-50キロよりは少ない。北朝鮮はプルトニウム抽出により、6-10個の核兵器を生産したと推定されてきた。

 しかし、プルトニウムの量が予想より少なかったため、資料を分析した担当者は数値に対し特に懐疑的だという。このため、米国務省は北朝鮮側に追加資料の提出を求めているという。ヒル米国務次官補は5月30日、モスクワで記者団に対し、「北朝鮮は米国が検証可能な核申告を行うため準備している」と述べ、北朝鮮が追加資料の提出に応じる可能性があることを示唆した。

 同紙はまた、米政府筋の話として、北朝鮮の資料は1987年までさかのぼるもので、核兵器生産のためのプルトニウム再処理の主要3段階(1990、2003、05年)に関する情報も含まれているという。しかし、ウラン濃縮プログラムや核拡散に関する情報は含まれていないとのことだ。

ワシントン=崔宇晢(チェ・ウソク)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版
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