米ユニバーサル・スタジオで1日(日)の夜明けごろ、スタジオ2棟とニューヨーク・ストリート、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の時計台の広場が火災にあった。その影響でアミューズメントパーク内にある『キング・コング』のアトラクションが炎上し、過去のフィルムやTV番組のビデオなど、大量のアーカイブが損失した。
火災は既に鎮火したが、今後の撮影やテーマパークの運営にどれほどの影響が出るかは不明だ。ユニバーサル担当者の発表によれば、炎上したのは1.2~1.6ヘクタールほどで、ロケーションが損なわれていない部分はたくさん残っているという。
スタジオ側は当初、テーマパークを開園することを望んでいたが、この日の閉園を決定。隣接する「シティ・ウォーク」エリアの飲食店は午後には営業を始め、ギブソン・アンフィシアターでのMTV Movie Awardsは予定通り行われた。
同スタジオの最高責任者ロン・マイヤーは火災について、「かんばしくない状態だが、最悪の事態は免れた」とコメント。メインスタジに火災の影響はなかったものの、4万本以上の映画フィルムやテレビ番組のアーカイブが入っているビデオ倉庫が炎上したことについては、「別の場所にもたくさんのコピーを保管している」と話した。
被害見積もりのため、スティーヴン・スピルバーグと時間をかけてスタジオ内を回ったマイヤーは、「代わりのないものを1つも失っていないのは不幸中の幸いだ」と語った。
現場検証で、CBSのTVドラマ「ゴースト~天国からのささやき~」のロケーション8カ所のうち2カ所と、カンヌ映画祭でプレミア上映されたクリント・イーストウッド監督の“The Exchange”の撮影で使用したセットが完全に崩壊したことを確認した。広報担当者によれば、「ゴースト~」の撮影はすでに6月中旬まで延期となり、再開のめどが立った段階でスタジオが別の撮影場所を探すという。
火災は既に鎮火したが、今後の撮影やテーマパークの運営にどれほどの影響が出るかは不明だ。ユニバーサル担当者の発表によれば、炎上したのは1.2~1.6ヘクタールほどで、ロケーションが損なわれていない部分はたくさん残っているという。
スタジオ側は当初、テーマパークを開園することを望んでいたが、この日の閉園を決定。隣接する「シティ・ウォーク」エリアの飲食店は午後には営業を始め、ギブソン・アンフィシアターでのMTV Movie Awardsは予定通り行われた。
同スタジオの最高責任者ロン・マイヤーは火災について、「かんばしくない状態だが、最悪の事態は免れた」とコメント。メインスタジに火災の影響はなかったものの、4万本以上の映画フィルムやテレビ番組のアーカイブが入っているビデオ倉庫が炎上したことについては、「別の場所にもたくさんのコピーを保管している」と話した。
被害見積もりのため、スティーヴン・スピルバーグと時間をかけてスタジオ内を回ったマイヤーは、「代わりのないものを1つも失っていないのは不幸中の幸いだ」と語った。
現場検証で、CBSのTVドラマ「ゴースト~天国からのささやき~」のロケーション8カ所のうち2カ所と、カンヌ映画祭でプレミア上映されたクリント・イーストウッド監督の“The Exchange”の撮影で使用したセットが完全に崩壊したことを確認した。広報担当者によれば、「ゴースト~」の撮影はすでに6月中旬まで延期となり、再開のめどが立った段階でスタジオが別の撮影場所を探すという。
今回の火災は、1990年に放火で発生した火災と同じ場所で起こった。当時の被害総額は数1000万ドルにのぼり、復興のためスピルバーグが援助している。スタジオ全体の敷地391エーカーのうち1.2~1.6ヘクタールが一気に延焼したが、現在のところロサンゼルス消防署は原因を特定できていない。近隣の住民は爆発音で目を覚ましたが、その爆発が火災の原因なのか、2次的に起こったものかも特定はできていない。
何100人もの消防隊員が駆けつけたが、水圧が足りず消火活動の妨げとなったため、近くの池や湖から水を運び消火活動を続けた。なお、この消火活動中に隊員数人が軽症を負ったことについて、マイヤーは「私たちの真のヒーローだ。どんなにお礼の言葉を述べても足りない」と感謝の意を表した。また、事件の可能性を問うリポーターに対して、「われわれのうち誰1人として、そのようなことは耳にしていない」と断言した。
90年の火災を教訓に、火災の広がりを遅らせるために設計し直した壁を設置していたが、消防署の広報担当によると、今回の火災はこれらの安全装置を圧倒してしまう勢いだったという。市当局はただちに火災予防安全策を見直すことを発表した。
何100人もの消防隊員が駆けつけたが、水圧が足りず消火活動の妨げとなったため、近くの池や湖から水を運び消火活動を続けた。なお、この消火活動中に隊員数人が軽症を負ったことについて、マイヤーは「私たちの真のヒーローだ。どんなにお礼の言葉を述べても足りない」と感謝の意を表した。また、事件の可能性を問うリポーターに対して、「われわれのうち誰1人として、そのようなことは耳にしていない」と断言した。
90年の火災を教訓に、火災の広がりを遅らせるために設計し直した壁を設置していたが、消防署の広報担当によると、今回の火災はこれらの安全装置を圧倒してしまう勢いだったという。市当局はただちに火災予防安全策を見直すことを発表した。