神戸市内の小児救急医療体制で、2次救急を担う「六甲アイランド病院」(東灘区)の受け入れ時刻繰り上げを受け、矢田立郎・神戸市長は30日の定例記者会見で、初期救急を担う市医師会急病診療所(中央区)が小児科の受け入れ時間を延長し、2次・3次救急の負担軽減を図る方針を明らかにした。
矢田市長は同診療所の拡充時期は「夏ごろをめどにし、開設期間は3年間を考えている」とした。市地域保健課によると、市は市医師会などと小児科の初期救急拠点の整備を検討中だった。今回は緊急的な措置として決めた。
改装費は市が補助金などで負担する方針で、受け入れ開始時間の前倒しや、午後11時40分までとなっている受け入れ時間の延長も検討する。【内田幸一】
〔神戸版〕
毎日新聞 2008年5月31日 地方版