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下水道で発見の骨、不明の東城さんと判明

2008年06月02日11時22分

 東京都江東区潮見2丁目のマンションで4月、会社員の女性が不明になった事件で、マンションそばの下水道で発見された骨はこの女性のものであることが警視庁の調べでわかった。DNAの型が一致した。二つ隣の部屋の派遣会社員星島貴徳容疑者(33)は「遺体を切断し、トイレに流すなどした」と供述しており、同庁は裏付けをさらに進め、今後、殺人や死体遺棄容疑で調べる。

 女性はマンション9階の東城瑠理香さん(23)。深川署捜査本部は5月25日、女性の部屋に押し入ったとして住居侵入容疑で星島容疑者を逮捕。同月28日、マンションの北約100メートルの道路にあるマンホールの下の下水道から、遺体の一部とみられるものを発見した。捜査本部は司法解剖するとともに、DNA鑑定を実施。その結果、肋骨(ろっこつ)の一部とみられ、女性のDNAと一致したという。遺体の一部とともに、女性のカードを裁断したとみられるプラスチック片も見つかっている。

 捜査本部は2日、下水道の検証を再開。範囲を広げて調べる。

 星島容疑者は、切断した遺体の一部をごみとして捨てたとも供述している。このため捜査本部は、ごみの処理過程についても詳しく調べ、遺体の発見を急ぐ。

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