福岡放送局

2008年6月2日 12時46分更新

久留米で暴力団追放大会

指定暴力団、道仁会の本部事務所がある福岡県久留米市で1日、暴力追放の大規模な大会が開かれ、1300人の市民が暴力団の追放を訴えました。

大会は久留米市や警察、それに各種の団体などでつくる暴力追放推進協議会が久留米市の市民会館で開きました。
江藤守國市長や久留米警察署の足立勇署長が暴力団の壊滅に向けた決意を述べたあと、「市民の総力を結集して暴力追放運動を展開し、久留米市からあらゆる暴力をなくすまで全力を尽くす」という決議文を採択しました。
久留米市では、道仁会の本部事務所がある南薫校区の住民が事務所などの使用の差し止めを求める訴えの準備を進めていて、大会では、静岡県で暴力団事務所の撤去を求める裁判にかかわった三井義広弁護士が講演しました。
この中で、三井弁護士は要求を上回る内容で和解した経緯を紹介したうえで、「住民が勝てたのは団結の力があったからだ」と、暴力団の追放運動には住民の団結が欠かせないと強調しました。